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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

北朝鮮のミサイルは原発より東京に 田中俊一規制委員長の発言は失言ではない その2 

今回は前回の補足のような内容になります。

‖ 原発そのものの破壊に対し、停止や廃炉では対応できない

北朝鮮の意思で原発そのものを破壊する。このような事態に際し、「原発を止める(一時停止)」とか「廃炉にする」という対策は、基本的には意味がありません。

原発の問題は、突き詰めれば放射性物質の飛散(汚染)なのですから、仮に北朝鮮がミサイルを原発に撃つとしても、それが止まっていようが廃炉を決定しようが、より多くの人々が被曝するに足りる、それなりの量の放射性物質ごと攻撃すれば良いのです。

福井県の高速増殖炉もんじゅ。確かには廃炉が決まりましたが、核燃料や減速材のナトリウムの取り出しはこれからです。ちゃんと取り出せるかどうかは今後の研究開発のペース次第ですが、当然、ここを爆撃すればかなりの被害が予想されます。

茨城県の東海再処理工場。現在は廃炉措置の一環として、再処理の過程で生じた高濃度の放射性廃液をガラス固化する作業を行っているようです。こちらも破壊すればかなりの被害が出るでしょう。

あるいは、福島第一原発。いまだに原子炉の中には核燃料がたくさん詰まってますし、使用済み燃料プール(移動させたものを含む)も狙い目です。原発反対派が好んで用いる「第二のフクシマ」は、北朝鮮にとっては対日戦略上のキャッチコピーとしては利用価値があるかもしれません。

これらの事例に限らず、それなりの量の放射性物質を扱っている施設であれば、そこが破壊される事態になればどこであっても危険です。最近話題になった原子力機構(茨城県)、あるいは現在フランスから輸送中のMOX燃料もそうでしょうね。

このように、原発そのものが破壊されると仮定した場合、北朝鮮のミサイルの精度や弾頭の種類(通常・核)等の条件をシミュレーションするまでもなく、「一時停止」、「廃炉」といった手段では安全を確保することはできそうにもないということです。

それはつまり、北朝鮮のミサイル問題は、基本的には原子力規制委員会の管轄外の議論ということになります。

‖ 今日は暑いのでこの辺で・・

本来は今回(その2)で終了の予定でしたが、今日は暑いので、これ以上書くのはしんどいですwそのため少し間を置いて、「その3」につづきます。

もちろん私は、どうせミサイルを撃つなら原発より首都圏のほうが良いと考えています。

この種の議論では、「10発打てば1発は当たるだろ!」なんて意見もあるようですが、虎の子のミサイルを「当たるかもしれない」といった不確実な判断で撃つよりは、やはり首都圏のほうが合理的であると考えます。いくらひいき目に原発にミサイルを打ち込まれる状況を考えてみても、なら首都圏のほうが良いだろうと。

しかし、実際にそうなってもらっても困るので、次回は原発・首都圏を問わずに、日本がミサイルを撃たれないための方法について考えてみたいと思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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