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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

電力需給:電気が足りて、世論は反原発に向かうのか? 

電力需給 今夏も余力 原発再稼働の根拠揺らぐ
2015/9/28 https://archive.is/j3wEV #東京新聞

一部抜粋

この夏の全国の電力需給を電力各社に取材したところ、需要が最も高まるピーク時の電力使用率が95%を超える「厳しい」日はゼロだったことが分かった。節電の定着や企業・自治体の大手電力離れで需要が減る一方、電力会社間の融通や太陽光発電の増加で供給力を確保し、電力の安定につながった。8月に川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)が再稼働した九州電力を除く地域は今夏も原発なしで乗り切った。 



‖ とりあえず今は平成27年

全国の原発が停止する以前、福島原発事故が起きた直後から「原発が止まったら電気が足りなくなる」とか「原発ゼロで江戸時代だ!」というような言説が一部の知識人や政治家などによって声高に喧伝されていました。繰り返し、「電力の3割は原子力」というのが決まり文句のように言われてましたよね。

もっとも、私としてはこの種の話にはあまり興味がないというか、実際ないですね。これは本音の部分で言えば経営上の問題で、すでにそういう話は3年以上前から指摘されていたことです。そして最近は電力会社も経営上の都合であることを公言していますし、まあそういうことですよね。

‖ 電力需給より世論動向・合意形成の問題

話は冒頭でお出しした記事に移りますが、このような「原発なしで乗り切った」という報道を根拠に、例えばツイッターなどでは原発反対派の方が、「これで原発が不要なことが証明された、即ゼロだ!」というようなことを仰るのです。

たしかに、形の上ではそうでしょうし、私も出来ればそうありたい、そういう意見は支持しますけども、問題は私などより世論です。世論はどういう考えなのかというのが第一です。

結論を申し上げますと、それでも世論動向は以前にお示しした通り、「直ちにやめる」という意見が劇的に増えるようなことはなく、「徐々になくす」という意見が大半、つまり従来と変わらない傾向になると思います。若干の変動はあるかもしれませんが、少なくとも「直ちに>徐々に」というような、劇的な変化は状況的に考えてありえません。

日本の原発依存体質は、一部の問題が解消されたからと言って直ちに快方に向かうようなものではない。おそらく一般の方はそのように考えているからこそ、「徐々に」という考えが根強いのだと思います。だからといって安易な再稼働は望まないという点にも留意が必要ですが。

‖ 「悪の秘密結社」叩きに奔走する原発反対派は、そのうち世論から見放される

原発反対論のミスマッチ。これは以前も書かせていただいたことですが、3.11以降、どうにも世論と原発反対論が噛み合っていない印象です。

世論は確かに原発に反対としても、実際は原発を無くしていくための具体的な方法論(脱原発のための合意形成)を求めていて、一方で反対派はただ奇声を張り上げるだけのデモであるとか、アメリカやアーミテージを倒せとか、いわゆる悪の秘密結社、ショッカーみたいな組織を倒せという、妙なことばかりに執着している。これじゃあ世論も白けるでしょうね。

原発に限らず、社会問題の解決のためには、何より同調者を増やすことです。そのためには腰を低く頭を下げ、なるべく多くの話し合いの場を設けること。一見地味な感じですが、結局はこういうのが一番近道なんだと思います。仲間内でただひたすらわけのわからないことを怒鳴り散らすようなやり方では、そういうのが好きな人はともかくとして、一般大衆は引くだけでしょう。

今のところ、確かに世論は原発に反対なんです。そういう恵まれた環境だけにもったいないと思います。そしてそういう環境もいつまでも続くわけではないわけで、本当の意味ではその後が怖いと思います。そのうち痺れを切らして「もういいやw」みたいに。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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