FC2ブログ
11// 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. //01
 

冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

原発再稼働問題 新潟県・花角英世知事は「豹変」したのか!? 

‖ 再稼働慎重派 新潟県・花角知事が豹変した?

ここ数日、ツイッターのタイムラインを眺めていると、「新潟県の花角知事が早くも再稼働を容認した!」、「慎重姿勢はウソだった、馬脚を現した!」みたいなツイートを結構見かけます。全体的に、再稼働の議論はしないと言っていたのに撤回したみたいな、そんな論調です。

私は以前の記事で、花角知事がすぐに再稼働を決断することはないと断言した手前、一体これはどういうことなのかと少し調べてみました。

新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向
2018.06.16
1/2 https://archive.li/JmUGe
2/2 https://archive.li/5FdrP #リテラ

一部抜粋

花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出したというのだ。朝日新聞が16日付新潟版朝刊でスクープした。
 記事によれば、花角知事は15日、東京で行われた新潟県選出の国会議員への説明会に出席。冒頭を除き非公開だったというが、朝日新聞新潟版は「出席者によると」としてこのように報じている。
〈出席者によると、無所属の会黒岩宇洋衆院議員(3区)が「条件付きで再稼働を認める可能性はあるのか」と質問したのに対し、花角知事は「当然ありうる。ゼロか1かの予断を持っていない」と答えたという。〉



花角知事が豹変したらしい根拠として、ツイッターでは特にこちらの記事がRTされてるようですね。記事そのものは、朝日新聞等の記事を引用する形になっています。あるいは、最近のしんぶん赤旗でも似たような論調の記事がありました。

条件付き再稼働は当然ありうる、ゼロか1かの予断を持っていない・・。私から見ると、一体これらのどこが「豹変」なのかとwむしろ、そのように騒いでいる方々の方に問題があるのではないかとw

花角氏の主張・公約は、柏崎刈羽原発の再稼働の判断に際し、福島原発事故の原因究明を重視する、泉田・米山前知事の路線の継承。いわゆる「3つの検証作業」を経た上で、再稼働の議論を進める。そして、実際に判断を下す際には、辞職して信を問うことも検討する。そのような内容でした。

そうであれば、先の花角知事の発言には、特に問題視するような要素は無いはずです。

米山氏による3つの検証は、その期間として3~4年かかるとされており、先のとおり、花角知事はその路線を引き継いでいます。すなわち、任期中(1期目)に再稼働の議論が起きるか否かは、検証作業の進捗状況次第です。条件がクリアされれば議論は起こり得る。だから当然、ゼロか1ではない。当たり前の話じゃないですかw

‖ そもそも米山氏が示した3~4年という期間には根拠がなかった

米山前知事による検証作業は、メディア等を通して「3~4年」という期間が定着しています。しかし、実はその根拠については必ずしも明確ではありませんでした。この点で柏崎市の桜井市長が米山氏に疑問を呈し、議論にもなりましたが、結局、知事はその理由を明かすことなく県庁を後にしています。

新潟の原発立地3首長会談 柏崎市長「検証早期終了を」
2017/11/7 https://archive.li/KeMMl

一部抜粋

新潟県の米山隆一知事は7日、桜井雅浩・柏崎市長、品田宏夫・刈羽村長と県庁で会談した。冒頭を除き非公開で会談後、桜井市長は報道陣の取材に対し、県が進める東京電力福島第1原子力発電所の事故原因などの検証作業を早期に終わらせるよう米山知事に求めたと明らかにした。

・・

 桜井市長は東電柏崎刈羽原発6、7号機を巡り、国の原子力規制委員会が150回以上、安全審査の会合を開いた実績に触れ「原子力の技術的な安全性の可否は国が判断すべきだ」と話した。
 一方、米山知事は「国の判断と異なり、県は独自に検証を進める」と従来の主張を繰り返した。「3~4年ほどかかる」とする検証期間は「検証を進めていくうちに決まる。なるべく早期に進めたい」と述べるにとどめた。



記事の内容から、見方によっては桜井市長が再稼働を催促しているような印象を受けるかもしれませんが、この方も慎重派です。事実、再稼働の条件として、東電が柏崎刈羽原発の廃炉計画を2年以内に公表するという条件をつけています。検証作業も賛成なのですが、原発の技術的な議論は規制委員会や国が責任を負うべきという姿勢です。

当時の米山氏は、期間については検証作業次第として、同時に(期間の)短縮の可能性も示唆しています。たしかに、米山氏が設定した期間は目安でしか無いので、「たられば」の話になりますが、米山県政の1期目で再稼働の判断が下されていた可能性もあったということでしょう。

‖ 現状、花角知事は「3つの検証作業」に満足している

桜井市長は花角知事に対しても検証作業の見直しを提案しているのですが、いまのところ、知事の見解としては、作業についての不合理はないとのことです。

新潟知事、原発問題の検証に「不合理ない」
2018/6/21 https://archive.li/JoJ0P #日本経済新聞

一部抜粋

 新潟県の花角英世知事は21日、就任後初めての定例記者会見で、知事選の公約に掲げた東京電力福島第1原子力発電所の事故原因など「3つの検証」について「不合理やおかしいと思うところはない」と話した。検証方法などの見直しを県に求めている柏崎市の桜井雅浩市長に反論した。

 桜井市長は花角知事と14日に新潟県庁で面会し、「検証のあり方を実質的、合理的なものに見直してほしい」と求めていた。数カ月に1回にとどまる専門家を交えた委員会の開催頻度の少なさや、検証する対象の曖昧さなどが理由だ。



また、東電も検証作業への協力は継続することを表明しています。やはり東電も、再稼働は検証作業の終了後を想定しているようです。

花角知事が判断を下す時期については、私は以前の記事で「1~2年後」と書きました。これは決して憶測というわけではなく、県の検証委員会の委員長が、米山知事の任期中に結論を出すという方針を示した記事も参考にしています。今後、桜井市長が提案する議論の効率化が図られる可能性を考慮しても、誤差の範囲内で収まると思います。

‖ 花角知事が豹変した根拠が見いだせない

結論としては、花角知事は別に豹変などしておらず、現在のところは、単に選挙期間中の発言・公約を再確認しているだけというのが妥当な線ではないでしょうか。

今回、反対派が注目しているリテラ・赤旗の記事は、どちらも全体的に「それが一体何なのだ?」という記述・憶測ばかりで、個人的には全く参考になりませんでした。花角氏が世耕経産相や誰々と会っていたとか、そりゃまあ、新潟に限らず、原発立地地域の知事であれば、挨拶や意見交換くらいはするでしょうw

正直、今回、反対派はこのような記事で大騒ぎする必要があったのかな?と。

関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

comment(0) | trackback -- | edit

page top

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top