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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

小泉純一郎・小沢一郎氏の「脱原発」タッグは、おそらく実現しない 

‖ 定番の「小泉劇場」ネタはそろそろお腹いっぱい

小泉氏・小沢氏、30年ぶり協調 原発ゼロ目指し訴え
2018年6月29日 https://archive.li/XNBQU #朝日新聞

一部抜粋

小泉純一郎元首相が、自由党の小沢一郎代表が主宰する政治塾で講演することがわかった。自民党時代ににらみ合い、与野党にわかれてぶつかった両者が「原発ゼロ」の実現をめざして足並みをそろえる。原発を推進する安倍政権を揺さぶるねらいもありそうだ。

 ・・小泉氏は7月15日の政治塾で、「日本の歩むべき道」と題して講演する予定だ。原発の撤廃や、太陽光など再生可能エネルギーへの転換の必要性などを訴える。翌16日には小沢氏も講義する。



最近、小泉純一郎・小沢一郎氏が原発ゼロでタッグを組む?みたいな報道があって、ちょっとした話題になっています。

しかし、私としては、またいつもの「小泉劇場第二幕」みたいな話を煽っているのか、マスコミも暇なんだろうなあなんてw

小泉氏が原発問題について誰々と意見交換。すると翌日には「安倍政権を揺さぶる狙い~」、「自民党幹部は戦々恐々」みたいな話が紙面を飾る。小泉氏の動向については、どちらかと言えばマスコミの願望が先行する形で報じられることが多いですね。結局は何も起こらないのがオチなのですが。

私の見立てでは、来月に行われる小沢政治塾での講演も、終了後、小泉氏は小沢氏と赤坂の「津やま」で一席設けて、「じゃあお互いがんばろう」でお開きになると思います。その後は店の前で待ち構えている記者との間で「新党結成ですか?」、「ないよw」なんてやり取りがあって、また憶測記事で一時話題になるものの、やっぱり無いとw

‖ 小泉氏の脱原発運動は「おひとりさま」が基本

小泉氏の脱原発運動は、基本は単独行動です。小泉氏にかんするいろいろな資料を見る限りではそうです。ちょうど小泉・小沢氏ネタで、自宅の本棚に「たしかこの雑誌にこんな記述が・・」などと独り言を言いながらページをめくってみますと・・

文藝春秋 2016年新年特別号 小泉純一郎独自録(聞き手:常井健一)
2015年12月10日 http://bit.ly/2kPscbc

- 小沢一郎さんも同じように脱原発を唱えていますけど、小沢さんだったら保守で一緒にできませんか。
 小泉 それはまた別だよ。別々にやったほうがいい。私の支持者には小沢アレルギーがある。小沢を支持する人には小泉アレルギーがある。プラスになるとは限らない。



小沢氏には、ネットで言うところの「小沢信者」みたいなコアなファンも多いらしい(小泉氏はネットの情報は知らないと思いますが)ですし、小泉氏自身、世の中何でも単純に足せばプラスになるとは考えていないのです。

脱原発で結集期待 ゼロ発言 小泉元首相旗印
2013/10/20 https://bit.ly/2lKp2Ey #東京新聞

「脱原発」連携を否定 小泉元首相、社民党首と会談
2013/10/29 https://archive.is/l1MEs #日本経済新聞

これらは、ちょうど小泉氏が原発ゼロで注目を浴びるようになった頃の新聞記事です。各党が小泉氏との連携を模索し、秋波を送っていたわけです。

しかし、小泉氏としては、それぞれの立場で原発ゼロを訴える(国民運動として盛り上げる)べきであるという考え方であり、共闘、あるいは新党結成のような話はすべて否定しています。

‖ 小泉氏は、あくまで「自民党の原発ゼロ」に期待している

先程の文藝春秋の続きです。

- 小沢さんは来夏の参院選に向け、野党共闘を仕掛けていますが、自民党の対抗軸となりえますか。
 小泉 自分の党があんな小さくなる前にやらなきゃ。脱原発にしても民主党政権時代にやらないと駄目だ。
 これからできる新党も全部壊れるでしょう。駄目だよ、野党だけでいくらやったって。・・新党ってのはいくらやっても自民党と組まなきゃできない。それほど国民に根付いているんだよ。俺、離党しようと思ったことはまったくない。



小泉氏と言えば、現役時代の「自民党をぶっ壊す」というキャッチフレーズに見られるように、世間では劇場型の政治家というイメージが定着しています。しかし、基本的な立ち位置は保守的(この場合は伝統的の意味)であり、日本の政治は自民党でなければ回らないという、ドライな側面も見られます。

原発ゼロ、自民党が変わればすべてが変わるというのは、小泉氏の講演会で必ず用いられるフレーズです。小泉氏は原発ゼロに際し、別に野党(政権交代)に期待しているわけではなく、自民党が政策を変えることがゼロのための最短距離であるという主張です。

小泉氏の主張をまとめると、原発ゼロはそれぞれの立場で行うべきであり、原発ゼロは自民党が変わるのが一番早いという考え方です。

このような姿勢は最近の講演会・著作等を見る限りでも一貫していると思いますし、そこで唐突に、小沢氏とタッグを組む理由も見いだせません。先程の±の話で言えば、自民党・小泉元総理の原発ゼロだからこそ話を聞きたいという見方もできるでしょう。これが野党共闘・反自民の小泉純一郎では、ご自身の個性が失われてしまうような。

‖ 人生の三つの坂 のぼり坂・くだり坂 そして「まさか」、とはいえ・・

文藝春秋の記事では、小泉氏はこのような発言も残しています。

 政界っていうのは敵味方がすぐに変わるんだよ。腹心だったものが裏切るし、敵が味方してくれる時もある。最初から決めるものじゃない。あてにならないから。



こちらは原発ではなくて息子さん(進次郎)について述べている箇所なのですが、小泉氏の仰る意味は、いわゆる「政界は一寸先が闇」という話です。

そして、小泉氏はご自身の講演会で、人生の三つの坂のとして、「のぼり坂・くだり坂、そしてまさか」というフレーズで聴衆の笑いを誘う場面が定番になっています。

しかし、今回の話題についての「まさか」は、やはり無いと思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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