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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

北海道・本州間連系設備(北本連系)ミニ研究 その1 

‖ なぜ北本連系はブラックアウトで動かなかったのか?

こちらの章題、前もって事情をご存知の方であれば「何言ってんのw」というお笑いネタでしょう。

私が9月6日のブラックアウトを経験した直後は、これが北海道全体という認識はありませんでした。何しろラジオを持っていなかったので、状況がわからない。そのため当初は私の地区の停電なのだと考えて、「いつまで続くんだ!」なんて。事の重大性はたまたま開いていたコンビニの新聞で知ったとか、そんな感じだったと思います。

ブラックアウトにかんする情報収集については、当然、それが解消された後ということになりました。

私はテレビや新聞で情報を追いかけながら、同時に、「そういえば当時、北本連系はどうしたのだろう?」と。非常時だから当然動いたのだろうし、それでも足りなかったのかとも考えていました。

ところが北本連系は、ブラックアウトになった時点で使えなくなっていたのです。

道内全域停電 なぜ起きた 周波数の急激な低下が原因 交流・直流の変換所 機能せず
2018/9/14 https://archive.fo/gJBB2 #北海道新聞

一部抜粋

電源開発(東京)が管理・運用する北本連系線は今回の地震直後、最大60万キロワットを出力したものの、苫東厚真発電所の停止分をカバーすることはできなかった。連系線の両端に、交流を直流に、直流を交流に変換する設備があるが、大規模停電で渡島管内七飯町の「函館変換所」が動かなくなったため、送電が一時的にできなくなった。現在の変換設備は「他励(たれい)式」と呼ばれ、外部電源がないと稼働しないためだ。



例えば私の手元にある道新の9/12夕刊の記事(ネット版は14日)によると、本州から送られる電力の変換(交流-直流-交流)に必要な函館変換所が、他励式(たれいしき・外部電源が必要)のためにブラックアウトが起きた時点で停止していたのです。

この記事を読んで、私は「他励式という言葉はどこかのパンフレットで見た記憶がある」なんて思いながら、なるほどこういうことなのかと、実際に身をもって体験・理解したわけです。

しかし、にわか勉強で知識としては知っていたとしても、それが実際の場面では何が起きているのか、解説がないとわからない、話がつながらない。これが勉強の難しさでしょうか。北本連系が他励式というのも今回初めて知りました。

‖ 北本連系について電源開発と北電に質問してみた

先の記事のとおり、北本連系は外部電源がないと動かない。私は特にこの部分に引っかかりを感じたのです。素直なリアクションというべきか、「電気が足りないなら持ってこれば良いじゃないか」と。こちらについて、少し専門家に話を聞いてみたい、どうせなら所有(関係)する企業が手っ取り早いと考えるようになりました。

そこでこの間、北本連系について個人的な思い込みを解消しつつ、こちらにかんする基本的な情報を整理。

その上で、特に疑問に思った点を中心に、設備を所有する電源開発に質問(メール)を送り、回答を得ることが出来ました。この時点では私の疑問は解消されず、必要上、北電にも質問を送ることになり、こちらも回答をいただきました。

というわけで、次回は、まずは電源開発にかんする質疑応答と感想、その後で北電‥という流れになります。

その2につづく

2018/10/25 追記

 道新の記事でも少し触れられていますが、途中で交流から直流に変換するメリットについて。

電源開発株式会社 高電圧直流送電線(直流送電)のメリット
https://bit.ly/2O4G2B2

こちらに詳しく書かれていますが、直流はケーブルの数(資材)を節約できる分、特に長距離送電の際は、交流変換所の設置分を含めてもコスト面で有利であるようです。津軽海峡を挟む送電線(北本連系)の場合、直流であるほうが理にかなっているのでしょう。

このあたり、「電気が分かる本」的なテキストに書かれていますが、交流の場合は三相とか、そういう原理が影響しているのだと思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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