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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

反原発・ニセモノ狩りの記録7 -日米原子力協定- その6 

‖ 有識者のセカンド・サードオピニオンに耳を傾ける

平智之先生と原子力資料情報室からのお返事のメールが届いて、「やっぱりそうだよね」と納得して、それと同時期の事だったと思います。ツイッターか何かで、長年原発訴訟に尽力されている河合弘之弁護士が、日米原子力協定は脱原発の障害になるものではないという論文を、岩波の「社会5月号(2015)」で発表したらしいという情報を目にしました。

情報を基に調べてみると、河合先生は同雑誌に「法廷で再稼働を食い止める-日米原子力協定は脱原発の壁か」という題名の論文を寄稿されたということが判明し、私も取り寄せて読んでみることにしました。

世界 2015年 05 月号 [雑誌] 雑誌 – 2015/4/8
http://goo.gl/OUeR0J

実際に読んでみると、「やっぱりそうだよね」とw

もちろん、河合先生はその道のプロですから、私みたいなアマチュアのブログの記事とは比較にならないほど、法律用語や法的な根拠や事実関係等もしっかり書かれていますよ。それでも、私が以前から考えていたことや平先生、原子力資料情報室の見解も踏まえると、内容的にはほぼ想定の範囲内のものでした。

付け加えますと、今回の話に関連する資料としては、先述の「世界5月号」のほか、週刊金曜日2015年5月15日号、アジェンダ2015年夏号(第49号)、河合弘之著「原発訴訟が社会を変える(2015/9/17)」などが挙げられます。

付け加えておいてなんですが、当ブログをご覧の皆様は、これらの本を今回の話だけのためにわざわざ買い求められる必要はないと思います。なぜなら、今までの連載をお読みいただくだけで、この問題(?)をこれ以上懸念する必要がないことがご理解いただけるからです。先ほどの資料にしても、私から見ればほぼ想定した範囲の内容なのですから同じことです。

そういう意味では皆さんは運がよろしい!全部定価で購入すると2500円以上はかかりますが、なにしろ当ブログは無料なのです!無料で2500円相当の情報をゲットできたのです!!

もちろん、もし資料のほかの記事や議論に興味がおありであるとか、単になんとなく買ってみたいと思われても、それも良い事だと思います。読書の秋ですからね。私としては、特に河合先生の「原発訴訟が社会を変える」はオススメです。一冊いかがでしょうか。

‖ 「ネットの真実」の弊害

しかし問題なのは、協定破棄論のような「ネットの真実(=デマ)」が、実社会で本気で原発を無くそうと努力されている方の足を引っ張ることになっているということです。

前回の平先生や資料室も、メールをやり取りした印象等から察するに、この件でかなり頭を痛めている様子です。今回紹介した河合先生も、本来は先生にご登場いただくまでもない与太話に付き合わされる形になってしまい、多忙を極める先生のお仕事を増やしてしまっているのです。

そしてもっと問題なのは、原発に反対されている方々も、この手のデマによって相当混乱されている様子。変な陰謀論にハマって議論の方向性を見失ってしまったり、結局協定があるからと、デマを信じて原発反対を諦めてしまった方も少なくないでしょう。まさに、「協定破棄論」は原発反対派にとっては「百害あって一利なし」ということなのです。

私たちは誰が敵であるかを正確に、科学的にとらえて的確に攻撃しなければならない。鹿をとらえるのに隣にいるライオンに戦いを挑む愚を犯す必要はないのである。



これは先ほど紹介した、「世界5月号」の河合先生の論文の最後に書かれている文章からの引用になりますが、まあそういうことですよね。

その7につづく


2015/10/27 追記

その5とその6で、「平先生と資料室からメールが届いて内容を確認→岩波の世界5月号」という流れになっていますが、これは私の記憶違いの可能性もありまして、もしかしたら順番が逆、あるいは同時並行的(ツイートの過去ログを検証すると、この可能性も)であったかもしれません。しかし、どちらにしても内容的には変わりはありません。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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