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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

原発推進派と日本共産党は「アベ政治を許さない!」で一点共闘するべきである その1 

原発推進派は○○を許さないと言うべきであるシリーズの第3弾です。


(1)なぜ原発推進派は「アベ政治を許さない」と言わないのか?
2019/01/21 https://bit.ly/2GM99dt

(2)原発推進派は「中西経団連会長を許さない!」と言うべきである
2019/02/17 https://bit.ly/2NtuDfC


断っておきますが、私は原発に反対だからといって、特定の個人・政党を応援しようとか、ある種の色に染まった行動を取ることは良しとはしません。あるいは反対派の中で何か都合の悪い話が出たとしても、身びいきや忖度みたいなことはノーサンキューですね。つまり、良いものは良い、ダメなものはダメなのです。

これを「なあなあ」で済ませていると、例えば最近話題になった広河隆一問題みたいなことも起きるのだろうと考えます。広河氏ついては無理筋な擁護で「敵を間違えるな!」なんて弁護(問題をそらし、敵、すなわち権力側と戦うべきという屁理屈はこの手の界隈ではよくあるパターン)も見られますが、「バッカじゃないのw」と。

‖ 日本の原子力産業を危機に追い込む安倍政権

特定の考え方をなるべく取り払い、冷静に考えてみると、日本の「原発ゼロ」に一番貢献しているのは、実は安倍総理であると私は見ています。

これは以前の記事でも述べましたが、安倍総理は原発ゼロは無責任と言いつつ、推進の実績がゼロに等しいという事実から見ても明らかです。つまり、責任ある原発推進政策を実質的には放棄しているのです。

近年の原子力産業では将来的な人材難が課題になっています。いくら推進したくても研究開発を担う人材が入ってこなくなれば、そのうち機能停止、自然死に追い込まれます。経団連の中西会長が原発の必要性や早期の再稼働を訴えているのもそれが主な理由です。何とかして場を盛り上げなければ原発の将来はありません。

再稼働は期待ほど進まず、もんじゅも廃炉、輸出もダメ。業界的には危機を訴えているものの、肝心の政治側は消極姿勢。異例の長期政権というメリットを全く活かせない現状は、業界的にはまさに、悪夢のような自民党・安倍政権と言ったところでしょう。今後いくつかの原発再稼働、あるいは輸出が実現したとしても全然足りません。

このままいくと将来的な原発ゼロは避けられない。私としては望ましいことですが、こうなると困ったことになるのは、いわゆる原子力ムラに限らないはず。すなわち、その裏の存在である「左の原子力ムラ」、日本共産党もそうだろうなと考えています。

‖ 共産党と原子力平和利用

共産党と原子力の平和利用については、過去にも何度か触れてきましたが、今回は本題に入る前に簡単なおさらいを。

そもそも共産党は、概ね1950~60年代に、資本主義では科学技術は発展しないと主張していました。その上で原発については、「社会主義・共産主義社会における推進」というスタンスした。そして当時のソ連における原子力平和利用を理想としていました。

そのため共産党は、アメリカ・西側諸国と協力する形の日本の原子力政策を批判。70年~80年代の反原発ブームに対し、原子力の平和利用を否定する反科学主義の立場に立つ誤りであるとして、当時の反対派の代表格であった故・高木仁三郎氏らを敵対視してきた過去があります。

そして、2011年の福島原発事故を経て、なぜか一貫して原発に反対してきた政党という地位を獲得して今日に至っています。

繰り返しになりますが、共産党の主張はどう考えても一貫などしていませんし、何十年前から反対などと称する彼らの主張は全てウソであると言い切って差し支えありません。

そして、原発事故後の共産党の主張を注意深く見てみると、実は変わっているようで変わっていない。私はそのように理解しています。

日本共産党 参議院議員 山下よしき公式ブログ 党本部で県委員長会議 首相、浜岡原発停止を要請
2011年05月07日 https://archive.fo/9hXZR

一部抜粋

日本共産党は、これまで原子力の研究や平和利用を否定する反科学の立場をとったことは一度もありません。それはいまも同じです。しかし、いま求められていることは、「安全神話」と決別し、すみやかに安全最優先の原子力行政への転換を行うことです。



これはいかにも共産党らしい、模範的な発言です。私達は反原発でも脱原発でもない、そういう話です。

ザ・特集:共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の「老舗」対談
2011/8/25 https://archive.is/VjS26 #毎日新聞

一部抜粋

志位 1953年、アイゼンハワー米大統領が国連演説で「アトムズ・フォー・ピース」、原子力の平和利用を呼びかけました。これに応えて55年に日米原子力協定が結ばれ、原子力基本法がつくられていく。当時、安全性が保証されていない、ときっぱり反対したのは共産党でした。以来、商業用原発の建設にノーと言い続けてきた。
 福島 しかし、共産党は核の平和利用について認めてきたんですよね。社民党は、核と人類は共存できない、いかなる国の、いかなる核にも反対、です。核の平和利用はありえない、と訴え、行動してきました。
 志位 私たちは核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否定しない。将来、2、3世紀後、新しい知見が出るかもしれない。その可能性までふさいでしまうのはいかがかとの考えなんです。
 福島 共産党は極めて安全な原発なら推進してもいいんですか?
 志位 そうじゃない。現在の科学と技術の発展段階では、「安全な原発などありえない」と言っています。



私から見ればどちらも大ウソツキな「老舗」対談なわけですが、志位委員長は将来の原発の活用について含みをもたせる発言をしています。

日本を創る 原発と国家 番外編・原子力の戦後史を聞く(下)吉井英勝共産党衆院議員
2011年11月8日 https://archive.is/rIDHO #時事通信

一部抜粋

―原発と人類は共存できないという発想か。
 「決め付けはしない。人間が管理できる原発があり得るか。高レベル廃棄物の消滅処理を含め、基礎研究は続けるべきだ。科学を否定はしない」



原発事故後に脚光を浴びた吉井英勝氏も、「原発と人類」について、人間が管理できる原発があり得るかを考えるべきというスタンスです。

模範例が続きましたが、ここで例外を1つ。

小池氏あいさつ 「人間と共存しない」 東京 8・6原発やめろデモ
2011/8/7 https://archive.fo/J0pzB #しんぶん赤旗

一部抜粋

夜8時にはJR新橋駅前で集会が開かれ、日本共産党の小池晃政策委員長があいさつ。「原発は人間とは共存しません。原発のない日本を、力を合わせてつくりましょう」と呼びかけました。



原発と人類は共存できないのか?という問いに対し、共産党は科学は否定しないと回答するのが模範解答(原発の否定=負けという認識)のはずなのに、なぜか小池氏は、長年の敵対関係にある原水禁の主張みたいなことを口に出しています。これは小池氏の除名処分が必要かもしれません。

その2につづく

日本の反核3団体

・原水協(=げんすいきょう 原水爆禁止日本協議会)
→共産党系。反米。原子力の平和利用推進、原発事故後に方針転換?原水禁と敵対関係。

・原水禁(=げんすいきん 原水爆禁止日本国民会議)
→旧社会党(社民党)系。原水協の中ソ核実験容認を契機に独立。反米。「核と人類は共存できない」として原発も反対。原水協と敵対関係。

・核禁会議(=かくきんかいぎ 核兵器廃絶・平和建設国民会議)
→保守系の反核団体。親米。原子力の平和利用推進。方針は原発事故後も変わらず。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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