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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

続・2019/4/7投開票 北海道知事選について少し考えてみる 

‖ 道新の社説を読む

今日の道新の社説が、知事選の主要な論点の一つである泊原発の再稼働についての内容でした。これは時期的にちょうど良いと考えて、今回はその感想を少々述べていきたいと思います。内容的には前回と被るところも多いかと思います。

‖ 地元同意と知事の権限

’19道知事選 泊原発再稼働 同意の可否 示すべきだ
2019/4/3 https://archive.fo/nTZHc #北海道新聞

一部抜粋

北海道電力が原子力規制委員会に対し、泊原発1~3号機の再稼働に向けた安全審査を申請してから、5年半が過ぎた。
 ‥現時点で再稼働の見通しは立っていない。
 だからといって、次の道知事候補が再稼働の是非について素通りしていい理由にはならない。
 自らの任期中に再稼働への同意を求められた場合、どう判断するのか。基本的な考え方を有権者にはっきりと示すべきだ。
 泊原発を巡り、道は立地4町村とともに北電との安全協定を結んでおり、再稼働の際には事前了解を求められる。
 この事実上の「同意権」をいかに行使するかが、知事にとって最も重要な政治判断と言っても過言ではない。



規制委が安全性を認めた原発をどうするか?これに対して、やはり知事には再稼働の可否にかんする法的な権限は無いのですから、考え方を有権者に示すとしても現実には難しいと思います。道と立地4町村+北電の安全協定による事前了解も、これは紳士協定であり、社説にある同意権も、法的に認められた権利では無いのです。

かといって、北電も「お前らに権限は無いんだから、ざまぁw」みたいに、自治体の意向を無視して再稼働することは考えられません。北電も含めて、原発を所有する電力会社は安全協定を重要視していることは確かです。やはり何事も地元との良好な関係があってこそということなのでしょう。

新しい知事は、北電に一層の安全対策を確約させ、一つでも多く形に残る、実用性の高いものを残す。知事の職務上はそのあたりが限界じゃないでしょうか。安全性に終わりが無いとすれば、規制基準の適合をゴールにはせず、北電には再稼働後も一層の安全対策を求めていくことは当然です。

このあたりについて、私なりに選挙期間中の演説等の内容を確認した限りでは、石川氏はそれなりに意欲的で、反面、鈴木氏は及び腰な印象です。

‖ 石川氏も原発の活用に含みを残している

知事選に立候補した2人の公約集を見ると、原発政策へのスタンスの違いは分かる。
 石川知裕氏は「『脱原発』の立場で原子力に頼らない北海道を目指し、再生可能エネルギーを大きな産業として育成する」との考え方を基本に据える。
 鈴木直道氏は「世界一厳格な基準において規制委が審査している『安全性』の判断を大前提にしつつ、総合的に判断する」とし、原発の活用に含みを残す。



前回のとおり、私の印象では両候補者にエネルギー・原発政策で大きな違いは見られません。

社説では、鈴木氏が原発の活用に含みを残している(石川氏は残していないというニュアンス)とされていますが、これもそうは思いません。

例えば石川氏も、「『脱原発の立場』で原子力に頼らない北海道を目指し‥」とありますが、これだって、たよらないという事はたよらないなりに使うとも読めるわけです。つまり、鈴木氏と同様に、原発の活用に含みを残しているとも言えると思います。

‖ 社説でもっとも感心した箇所

ところが、どちらの公約集も「泊原発」という固有名詞の使用を避け、再稼働に同意するか否かについては言及していない。
 これでは、有権者に十分な選択肢を示しているとは言えまい。



社説の中で、執筆者はわりと冷静だなと感心したのはこの箇所です。さすがに見抜いているなと。たしかに両候補者は再稼働の是非については述べていません。道新のスタンスはどちらかと言えば野党寄り・反権力志向なので、このあたりを誤魔化すことも出来たはずです。でもそれをしませんでした。

前回のとおり、原発反対派に見られる「鈴木氏=推進派」、「石川氏=反対派」という見立ては誤りなのです。当然、石川知事でも泊原発の再稼働は止められません。止められるとする言説は全て詐欺なのです。石川氏も、私なら止められるなどとは決して言ってないと思います。

次回(4月7日投開票後~)につづく

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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