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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

続々・2019/4/7投開票 北海道知事選について少し考えてみる 

‖ やはり鈴木氏が当選

知事選 鈴木氏与野党対決制す(北海道)
2019/4/8 https://bit.ly/2YUVRRw #nhk

一部抜粋

今回の統一地方選挙で、全国で唯一与野党が全面対決した北海道知事選挙は、与党側が推薦する元夕張市長の鈴木直道氏が初めての当選を果たしました。

北海道知事選挙の結果です。
鈴木直道(無所属・新)当選、162万1171票。
石川知裕(無所属・新)、96万3942票。
自民党、公明党、地域政党の新党大地が推薦した元夕張市長の鈴木直道氏が、立憲民主党、国民民主党、共産党、自由党、社民党が推薦した元衆議院議員の石川知裕氏を抑え、初めての当選を果たしました。



4/7投開票の北海道知事選は、事前に優勢とされていた鈴木直道氏が当選となりました。

獲得票数を見てみると、鈴木氏が162万、石川氏が96万。期間中、読売新聞が、鈴木氏が石川氏を「引き離している」と報じていましたが、そのとおりの結果になりました。

私も石川氏の勝ち目は薄いと見ていました。今日の道新の朝刊を見て、「倍までは差がつかなったか」というのが正直な感想でした。そういう意味では予想以上の善戦と言えるのかもしれませんが。

‖ 野党は勝つ気はあったのか?

個人的には、昨年末のあたりに鈴木氏の出馬が報じられて、本人からも前向きなコメントが出された時点で勝負はついていたと思います。道内の有権者には、「鈴木氏であれば(投票する)」みたいな、そんな雰囲気が既にあったようにも思います。やはり、鈴木氏には夕張市長という道内外での知名度の高さ、そして若さに強みがあります。

同時期、野党は誰に出馬を要請するのかで揉めていました。当時は鉢呂吉雄、逢坂誠二氏らの名前が挙がりましたが、一向に決まる気配がなく越年。そして今年の2月のあたりに、ふいに石川知裕氏が出馬を表明。これには私は、「‥えっ?」と思いました。正直キャラとして弱すぎると。そして、そのように感じたのは私だけではないと思います。

先程の出馬で揉めていた理由としては、例えば逢坂氏であれば、知事になったとしても道議会情勢の問題から不利になる(+ご自身の後継者問題)というものでした。つまり、リスクを取って出馬するメリットが無いというわけです。そのような「なり手不足」が災いしたから揉めたのでしょうね。

昨年末の段階で鈴木氏であれば、という雰囲気がある中で、これに対抗するにはよほどの人材でなければ厳しい。それでも一向に手を挙げる人がいない。これでは選挙の前から有権者の皆さんもシラケていたのではないでしょうか。やはりフタを開ける前から勝負はついていたように思います。

【HTBニュース】選択 石川・鈴木両候補とIR
2019/3/22 #htb



こちらの1:30~で鈴木宗男氏は、「石川さんには次のステージがあると思っております」、「彼がもともと目指していたのは国政なんです」と仰っています。石川氏は間違って知事選に出たわけではないのでしょうが、やはり次を見据えた計算がなかったとは思えないですね。

‖ 鈴木氏の「うにゃむにゃうにゃむにゃうにゃむにゃ」の秘密

新知事誕生まで2日 熱帯びる石川氏・鈴木氏の訴え
2019/4/5
https://archive.fo/iz4Av
https://bit.ly/2uV5fXu(YOUTUBE動画) #htb

一部抜粋

道庁の前でも支持を訴えた石川氏。立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員らとともに演説を行った。「1万2000人の北海道庁の職員の方々と一緒に、奮い立ってこの北海道を元気にしていきたい」逢坂衆議院議員は「道職員の皆さん、よく聞いてくださいよ。皆さんのトップが誰になるかによって、皆さんの一生が変わるんですよ。そして北海道の未来が変わるんですよ。相手候補見てください。政策を明確に言っていますか。原発はいかがですか?カジノはどうですか?うにゃむにゃうにゃむにゃうにゃむにゃ」情勢調査では追う立場の石川氏。4日から大票田の札幌市内を回り、さらなる支持の拡大を図っている。



鈴木氏の政策(公約)については、何かとあいまいさが残り、記者からの質問にも決して正面からは答えない。立ち位置や編集方針等とは関係なく、マスコミからはそのような批判的な論調も少なくなかったと思います。鈴木氏の手法は、悪く言えば「争点隠し」、良く言えば「安全運転」と言えるでしょう。

私も特に原発ついて、鈴木氏の政策や発言を見てきましたが、たしかに争点から逃れていることは明白です。若さをアピールする割にどこか年寄りくさい、「総合的(適切)に判断」というフレーズは何十回と見聞きしています。

しかし、安全運転で勝てる選挙であれば、わざわざアクセルを踏む必要はありません。こんなものは北海道知事選に限った話ではなくて、一般常識ですよねw変な話ですが、聞かれたことに素直には答えないのも立派な戦略のひとつなのでしょう。

これが仮に互角以上の相手であれば、安全運転では有権者から「逃げ」と見做されて逆に不利になっていたかもしれません。その場合、鈴木氏からは、以前の記事で挙げたように、もう少し安全性への配慮を示す発言も聞かれたかもしれません。鈴木氏が「うにゃむにゃ‥」を通せたのは相手が弱すぎたからで、全ては石川氏の責任なのです。

‖ いい加減、原発反対派は詐欺的な活動からの卒業を

今回の知事選は、私のシナリオとしては鈴木氏と逢坂氏の対決でした。そして逢坂氏が勝利を収め、断腸の思いで泊原発の再稼働に同意する。昨年の記事では鈴木氏の名前は出していませんでしたが、とにかく逢坂氏が勝つことが重要なのだと。ところが石川氏ですから投票前から冷めちゃいました。

今回の連載、あるいは以前から何度も述べていますが、原発は政権交代や脱原発知事で即時ゼロとはなりません。石川知事で泊原発の再稼働がストップとか、そんな言説は全て詐欺なのです。期間中も石川氏の応援団がずいぶんといい加減なことを仰っていたようです。

今の日本には、原発をやめるための法的根拠が存在しないという厳然たる事実があります。そこで原発ゼロの急先鋒的な人物である逢坂氏が泊原発の再稼働に同意する。問題解決に近道や裏ワザはなく、地道な作業の積み重ね以外にはない。逢坂氏には原発ゼロを一からやり直すためのショック療法的な役割を期待したわけですが‥。

原発反対派こそ、即時ゼロは制度的に実現性が乏しく、原発ゼロと再稼働の容認(想定)は矛盾しないという、ある意味常識的な認識を持つべきだと思います。本来、脱原発とは一定数の原発の稼働を想定し、それらを順次畳んでいく手法なのですから。当然、私達にはその間の一切のリスクを引き受ける覚悟が必要です。

このあたり、特に反原発の活動家、あるいは知識人などの言説を見ていると、彼らは本当に原発をやめたいのかな?と思うのです。単に原発ネタに便乗してパフォーマンスに興じているだけではないのかと。やめるための制度を作る議論をするのと、とにかく騒ぐための口実を考えるのでは全く違います。

規制委が安全性を認めた原発の再稼働を進めたい自民党。そしてその推薦を受けた鈴木直道氏が、数年先には泊原発の再稼働に同意することになる。誰が知事になっても再稼働は避けがたいとしても、これではあまりにも順当過ぎます。私としては今回の知事選は非常につまらない結果になったというのが正直な感想です。

- おわり -

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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