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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

反原発と脱原発の違いって? その3 

次に、前回紹介した吉岡先生の著作に出てきた、高木仁三郎「市民科学者として生きる」より一部抜粋します。

ちなみに高木先生といえば、3.11より以前の原発反対運動のリーダー的な存在として活躍されていた方です。私も高木先生の著作からいろいろ学ぶことが多く、個人的には原発反対派の先人の中でも最も尊敬している人物です。

 私の思想は基本的には原発反対であるが、現実にここまで原発依存型の社会が出来上がっていることを考えるなら、反原発の基盤のうえに、一刻も早くその社会を脱しようとする脱原発という発想と運動が出て来るのは当然のことであって、この二つの言葉を対立的に考えることはない。
 脱原発という言葉は、チェルノブイリ以降ドイツでさかんに使われるようになった Aus-stieg というドイツ語に由来するもので、 Ausstieg とは、日常用語では電車やバスなどから降りることである。今我々の乗っている原発社会という乗物から降りようという表現で、ただ反原発というより、現実社会ではむしろより積極的な意味をもつかもしれない。それだけを断っておいて、しかし本書では、私の歴史的経緯に忠実に、反原発という言葉を主として使わせてもらう。



‖ 反原発とは理念、脱原発とはそれを基礎とした戦略論

吉岡・高木先生の話を踏まえると、反原発とは理念であり、脱原発とは反原発の基礎(理念)の上に世論を酌んだものある、という意味になるのだと思います。一般論で言えば「理想をもって問題に取り組むとして、まずは目の前の現実から・・」というように、このような理解の仕方であれば高木先生の仰る通り、両者の考え方は対立する話ではありません。

しかしながら、私はあえて「反原発」と「脱原発」の意味を明確に区別するべきだと考えています。日本で実際に原発事故を経験した今だからこそ、両者の意味を考え直し、区別する時期に来ていると、このテーマについて勉強し始めた2012年頃から、私はそのように考えるようになりました。

反原発と脱原発。この話に関しては、また後日、タイトルを改めて書いていくことにします。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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