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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

【動画】 「地熱大国に学ぶ エネルギー利用」 +感想を少々 

「地熱大国に学ぶ エネルギー利用」
2015/4/22 https://archive.is/YtnAQ #nhk

一部抜粋

『今私が入っているのはアイスランドにある世界最大の露天風呂。世界中からの観光客でにぎわうこの温泉、実はこの先にある地熱発電所からの熱水が温泉源。』

2030年のエネルギーミックスの検討が進み、原発比率とともに再生可能エネルギーの引き上げが焦点。ただその中心は太陽光や風力。地熱はあまり注目されていない。しかし再エネの中でも安く、安定したエネルギー源。その利用を拡大し地熱大国となったのがアイスランド。

今夜の時論公論は、地熱先進国の取り組みを見ながら、日本が学ぶべき点について水野倫之解説委員。






‖ 「よりまし」な電源には違いないが・・

地熱発電はその仕様上、年間を通して安定した発電が見込めるという、再生可能エネルギーのなかでは比較的珍しい特性もあり、この手の発電では私の個人的な見解としては「よりまし」的な位置付けになります。日本の地熱発電のポテンシャルとしては3000万kW~5000万kW以上等とも言われており、特に原発事故後に注目されつつある電源と言えます。

とはいえ、動画のサムネイルでも明らかなとおり、現在の日本の地熱発電の設備容量はおよそ52万kWで、これでは天然ガス発電所1基分程度にしかなりません。

それならもっとたくさん作れば良いじゃないか!という話も出て来るでしょうが、地熱開発は行政手続きや地元の理解、そして採掘等、あらゆる工程で時間がかかってしまうのがネックなのです。10年、20年かけて得られる容量がせいぜい5万kW程度(地熱発電1基当たりの発電容量は最大でも10万kW程度)ということもあり、まさに「労多くして功少なし」というのが実情です。原発事故後の地熱の再評価を考慮に入れても、2050年までに今の容量が倍増すれば御の字でしょう。そしてそれは、現在日本が年間に必要としている1兆kWhの発電量と比較すれば・・いや、比較するまでもないということですよねw

動画では地熱発電の特集では「お約束」のアイスランドの事例が紹介されていますが、これは正直参考にはなりません。解説の水野氏も動画の最後にチラッと言ってますけど、国の規模(経済・電力需要・人口・人口密度)が全く異なるので、日本はアイスランドのようにはなれないということです。

もちろん、地熱発電の可能性を探るということはエネルギー(電力)の研究の一環としては必要でしょうし、動画でも紹介されている「熱供給」、熱の利用に関しては、これは地熱に限った話ではなく、エネルギーの有効利用の観点からはこれまで以上に努力する必要がある分野であることは間違いありません。

ところで水野さん、アイスランドの温泉でお肌ツルツルになりましたか?

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カテゴリ: 冷やしたぬき名作劇場

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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