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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

北朝鮮の弾道ミサイル(!?)実験について少し考えてみる 

北朝鮮がミサイル発射 「太平洋へ通過」と政府
2016/2/7 https://archive.is/Had2c #nhk

政府は、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイルについて、「午前9時41分ごろ、沖縄県地方から、太平洋へ通過したと推定される」と発表しました。政府は、詳しい情報が分かり次第、改めて発表を行う方針で、国民に対し、テレビやラジオなどからの情報に注意するよう呼びかけています。



今年は年明け早々に北朝鮮が水爆実験と称する事実上の核実験を実施しましたが、同時に様々な方面から「今度は近いうちにミサイル発射実験をするのでは?」という憶測も流れていました。そして月末あたりから怪しい動きが報じられるようになって、2月に入ってこうなりましたと。

‖ 恒例の「ミサイル・人工衛生」論争

前回、北朝鮮にはなにかと「称する物が多い」と書きましたが、北朝鮮がこの種の実験を行う度に、特に近年の日本国内では「北朝鮮はミサイル実験を実施したのか、それとも人工衛星の打ち上げだったのか?」という大論争(1週間くらいはワイドショーのネタになりますw)が起きています。そもそも北朝鮮は一体何の実験をしたのかという話ですね。

この論争の答えを考える上で重要になってくるのが、例えば今回の実験を経て、日本の安倍首相やアメリカ等の政府高官による、「北朝鮮の行動は国連安保理決議(安保理決議)に違反している」という発言()です。

というわけで、実際に最近の安保理決議を見てみることにします。

‖ 人工衛星と主張しても意味がない

外務省 国際連合安全保障理事会決議第2094号 和訳(外務省告示第83号(平成25年3月19日発行))
2013/3/19 https://archive.is/zAmAU

一部抜粋

2 北朝鮮が、弾道ミサイル技術を使用したいかなる『発射』、核実験又はいかなるその他の挑発もこれ以上実施すべきでないことを決定する。



この『』の部分(これは私が補足したものです)が特に重要で、安保理決議で北朝鮮を批判している点は、「弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射も実施すべきでない」ということなのです。というわけで、いかなる発射も認めないのですから、今回の北朝鮮の行動は安保理決議に違反している可能性が極めて高いことになります。今回はミサイルの話ですが、決議のとおり、もちろん核実験やその他の挑発行為も違反です。

外務省 国際連合安全保障理事会決議第2087号 和訳(外務省告示第30号(平成25年1月29日発行))
2013/1/29 https://archive.is/pFPqI

一部抜粋

1 「弾道ミサイル技術を使用しかつ決議第1718号(2006年)及び第1874号(2009年)に違反した,2012年12月12日の北朝鮮の発射を非難する。



安保理決議2087号の「2012年12月12日の発射を非難する」についてですが、確かに北朝鮮は当時、「衛星実験に成功した」と大々的に宣伝しています。

北朝鮮“人工衛星の打ち上げに成功”
2012/12/12 https://goo.gl/Ued1u8 #nhk

北朝鮮は、12日午前、北西部・トンチャンリから「人工衛星の打ち上げ」として事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことを発表し、韓国国防省も、発射を確認しました。

北朝鮮は、12日午前11時20分ごろ、ラジオの「朝鮮中央放送」など国営メディアを通じて、事実上のミサイルを発射したことを伝えました。
それによりますと、北朝鮮は、「運搬ロケット『ウンハ3号』によって人工衛星『クァンミョンソン3号』の打ち上げに成功した。衛星は予定された軌道に進入した」としています。



弾道ミサイル技術を応用したものはいかなる理由があっても「発射」させてはいけない。ということはたとえ人工衛星であろうと何であろうと関係ないということになりますし、安保理決議の文面を見る限りにおいて、国際社会は北朝鮮がミサイル実験を行っているという前提に立っているのだろうと、私は推測します。

日本ではある意味お約束になった「人工衛星と称する事実上のミサイル」というのも、意味としては合っていると思います。ミサイルと言い切らない分、むしろまだ配慮があるとも言えるかもしれませんが。

結論としては、北朝鮮は今回もミサイル実験を行った。ということになるのだろうと思います。

今回のミサイル実験に関する私の考えとしては、これは前回の水爆実験の時と全く同じです。北朝鮮の度重なる挑発行動による周辺諸国の政治的、軍事的緊張・エスカレーションが、巡り巡って日本のエネルギー安定供給・安全保障を脅かすことにも繋がりかねないわけで、これは到底容認できる話ではありません。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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