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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

反原発・ニセモノ狩りの記録3 -不買運動- 

このシリーズの第1回目で、「最初の目撃例が消費税だった」と書いたのですが、よく考えてみたらこれが最初だったような気も・・wまあ必ずしも通し番号=時系列の通りとは限りませんよということで・・。

さて、今回は「原発関連企業の不買運動」です。例によって、まあこんな感じだったかと思います。

  • 原発反対なら関連企業の製品を拒否しよう!
  • 何事も元を絶つことが一番大切!

こういうのは気持ちはわからなくもないですが、私ならこんな話には絶対に乗りませんね。というより、一般の方なら当然乗らないでしょうw

東芝(沸騰水・加圧水)、三菱(加圧水)、日立(沸騰水)。皆さんご存じのとおり、日本の原発メーカーといえばこの3社です。これらの企業の総称として、別名「原発(原子力)御三家」とも呼ばれています。何やら悪の秘密結社的な響きにも通じる感じがしますがw

‖ 悪の御三家は何でも屋さん

秘密結社はさておき、これらの企業は、当然原発だけではなくて、機械製品や家電を中心とした、言わば「何でも屋さん」です。ですので、具体例を出さなくても不買運動を仕掛けることは相当困難であることが想像できるでしょう。何でも屋さんなだけあって、当然、製品の種類はとてつもなく豊富です。

そういえば私の部屋を見渡してみても・・今使ってる扇風機は東芝製、テレビは三菱、掃除機は日立製。ちょうどうまい具合に秘密結社の製品で溢れています。・・私、これでも原発に反対なんですけどねw

‖ 御三家+関連企業も考えると、不買運動は絶対に成立しない

それから「御三家」と直接・間接的な取引関係を持つ企業もカウントすると、事実上、不買運動は成立し得ないわけです。一見御三家から逃れたかに見えて、実は元をたどると高確率で(御三家と)繋がっていたというオチになります。おそらく、皆さんのなじみの製品やお店も。日本を代表する巨大企業だからこそ、その裾野も広いということです。

ついでに言うと、御三家を含めたこれらの企業は、原発以外にも火力発電や再生可能エネルギー、蓄電池なども扱っている(関わっている)わけで、こういうものを拒否するわけにもいかないということで、あまり肩肘を張らない方が無難でしょう。

そして極めつけは電力会社。これも沖縄電力以外は事実上の原発推進ですが、これらを直ちに不買するわけにもいかない。だったらみんなで沖縄に住もうじゃないかとは、もちろんいかないわけです。

今回の話の〆として、「図説危険な話(コミックボックス 1989年 <2011年復刊>)」より、漫画家:手塚治虫先生のインタビュー記事「ぼくも原発に反対です」から一部抜粋(―― はインタビュアーの発言)します。

手塚 うーむ。 電力会社に一切協力しないんだったらね、皆さんだって一切電力使えない。
―― 問題はそこなんです。
手塚 問題はそこなんです。そんなことできるかって。
―― ぼくは、月のうち3分の1は電気を使わないことにしています。
手塚 3分の2はどうします。
 普通の電気も含まれているんですよ、クリーンな電気の中に。そういう風にぼくは考えます。
 電力会社に一切協力しないってことは、つまり水力発電も火力発電も一切協力しないってことなんです。
 原子力以外の電気事業ということは、20世紀の事業としては大きい歴史的に残るものだと思うんだけども、その中の原子力に関しては僕は反対、と、大体キチンとしている。
 電気事業には協力するけど、原子力キャンペーンだったら絶対いやだと念を押しています。



未だに「不買運動をしてこそ本物(の脱原発)なのだ」というような話をたまに見かけますが、このような話は著しく現実性を欠いたものであり、それに加えて原発反対派の評判を落とす悪材料にしかならないでしょう。あまりにもズレた話を口やかましく訴える人を、普通の人は快く思わないはずです。

・・というよりも、そもそも普通の感覚の持ち主なら、「よし、不買運動だ!」とは考えないでしょうねw

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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