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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

川内原発再稼働によせて 2 政策のミスマッチ 

前回の記事のタイトルを変更して、今回はその続きというか若干の補足を。

世論は原発に反対であっても、残念ながらすぐにやめようとまでは考えていない。つまり世論は反原発ではなくて脱原発的な傾向であるというのが当ブログの見解(反原発・脱原発の違いは過去記事に掲載)でした。言いかえれば、国民は脱原発的な政策を求めているとも言えます。

しかしどうでしょう。国民は「脱原発」を求めている傾向に対して、福島以降の原発反対論はそれに応える形になっていたのでしょうか。

‖ 原発ゼロ定食・メニューのミスマッチ現象

原発反対の有識者による講演会、デモや集会、ネットにおける議論など・・。福島での事故から今日まで各種の催しが盛んに行われてきましたが、その大半が私から見れば「反原発」的な発言や提言でしかないのです。「原発は今すぐなくそう」、「なくせる」、「なくさねばならない」、「なくせ!」というような感じです。

付け加えると、国政・地方での選挙においても、原発反対を掲げる候補者から語られる公約・キャッチフレーズは「即ゼロ」であって、やはり、反原発的な政策提言ばかりが目立つのです。

もう私の言いたいことがおわかりいただけると思いますが、これは完全に、政策のミスマッチを起こしているのです。世論は原発を「何とか上手く無くしていく方法」を欲しがっていて、それに対して「すぐに無くせ」という話ばかりが提示される。これでは世論は困ってしまいます。お客さんはラーメンを食べたいのに頑固な店主がカレーを押し付けてくるわけです。

もちろん、世論の傾向をいち早く察知した上で、そういう方面からのアプローチを模索する動きもあったのですが、そのような試みは、なぜか反原発派の側から「あいつはニセモノだ、隠れ推進派だ!」などと石を投げられる。

こういうのは私の記事の「ニセモノ狩りの記録」と共通する面もありますが、この間、原発に反対でありながらニセモノとつるし上げられた方は数知れずです。読者の方から「これじゃあまるで内ゲバじゃねえかw」と言われたとしても、私はそれを否定できません。残念ながらカレーラーメンは無しということなのです。

結局、原発を無くす上での政策のミスマッチが解消されないまま、その問題をお構いなしに延々と「再稼働反対!」、「原発即ゼロ!!」などと叫ぶ反原発派、それを残念に思っている脱原発傾向の国民という構図なのです。

‖ 今の原発反対運動は、ある意味「世論」を無視している

安倍政権の世論を無視した再稼働は私も反対ですが、それでは反対派がよく口にする、「世論を無視するな」という意見は果たして妥当なのでしょうか。私の「反原発と脱原発の違いからやり直せ」という考えは、そのような意味も含んでいるのです。

くりかえしますが、今求められていることは再稼働反対や政権批判などではなく、福島原発事故後の原発反対論の大反省会にあるということです。このプロセスを無視して突っ走れば、そう遠くない時期に国民から完全に見放される結果になるでしょう。

国民は原発に反対で、規制委員会も問題はあっても原発推進のジャマ立てとして一応は機能している。こういう好機を活かせないのはもったいない話だと思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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