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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

日本は自主核武装が実質的には不可能であると重々承知しながらも、今後も潜在的核武装のポテンシャルを放棄するとは考えにくい ただしそれが原発をやめられない理由には当たらない その1 

北朝鮮「核弾頭の爆発実験に初成功」 5回目の核実験
2016/9/9 http://archive.is/Pmi3T #nhk

一部抜粋

北朝鮮は9日、北東部で初めての核弾頭の爆発実験に成功したと発表し、5回目の核実験を行ったことを明らかにしました。北朝鮮としては、弾道ミサイルに搭載できる核弾頭の開発が進んでいると誇示する狙いがあるものと見られます。



今年に入ってから北朝鮮と核の話題で持ちきりといった感じですが、今回は核弾頭の性能試験という名目とのことです。

それにしても北朝鮮の核による威嚇は今年に入って特に矢継ぎ早といいますか、もちろんこういうものは矢継ぎ早でなければ良いというものではありませんが、どちらにしても由々しき事態であることには変わりありません。

‖ 北朝鮮の核の脅威と日本核武装論

核問題を研究する著名なシンクタンクの試算によれば、北朝鮮は既に核弾頭を10発程度は持っているだろうと以前から指摘されてきたことではありますが、いかんせん、核兵器にまつわる話は基本的には推測でしかないのです。そのため、その正確な実態・実力のほどは誰にもわかりません。北朝鮮の核問題は決して油断は出来ませんが、過大評価・過剰反応もまた禁物ということで、外から見ればこの問題はどうにもモヤモヤするわけです。

日本の場合、こうしたモヤモヤ感を払しょくするにはどうしたらいいかと考えて、やはり「日本も核武装するべきだ!」といった日本核武装論がにわかなブームになるというのがこれまでのお約束みたいになっていますし、今回の核弾頭実験をうけて、おそらく一部ではそういう話で盛り上がるのだろうと思います。以前より核武装で物議を醸している政治家、閣僚等の発言にも要注目でしょう。

‖ バーチャルな存在としての日本核武装論

日本は自主核武装のための部分的な実力・ポテンシャルを有しているとはいえ、総合的には技術的・政治的なハードルが高すぎてほとんど不可能である。そういう話は以前の連載でも何度か書いてきたことではありますが、日本核武装論は居酒屋でお酒がかなり進んだ状態ならリアリティを持つ、といった程度の話で、実現性はほとんど無いでしょう。核武装論者・反核論者が仰る「日本はその気になれば一日で核武装できる」という言説も、それは一部の事実を基に現実的なハードル・タイムラグの類を一切無視した、現実論としては到底耐えられない、バーチャルなものでしかないと思われます。

北朝鮮核実験 安倍首相声明全文「厳重に抗議、最も強い言葉で非難」
2016/9/9 http://archive.is/1B2aj #産経新聞

一部抜粋

北朝鮮がこれまでになく短期間のうちに立て続けに核実験を強行したことや、今年に入って短・中距離弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を含む大量破壊兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイルを21発発射し、その能力を増強していることなどを踏まえれば、北朝鮮の核開発は、わが国の安全に対するより重大な脅威であり、地域および国際社会の平和と安全を著しく損なうものになっている。今回、北朝鮮による核実験の実施は、関連する国連安保理決議の重ねての明白な違反であり、核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦である。



そもそも、北朝鮮の核の脅威に日本が核で対抗するとすれば、安倍首相が仰るような「核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦」といった北朝鮮を批判する大義名分が成り立たず、結果的に北朝鮮の核開発を応援することになってしまいます。というよりも、万一、唯一の被爆国として非核外交を続けてきた日本がその役割を放棄するような行動に出るとすれば、その時点で国際的な核の秩序は崩壊し、世界は「ニュークリア・カオス」の時代を迎えることになるのだろうと思います。

日本は現実的には核武装はほとんど不可能であり、万が一核武装に走れば国際的な核の秩序は崩壊し、核拡散に歯止めがかからなくなる。すなわち、新たな核武装国の出現や核テロリズムの横行を防ぐ手段を失ってしまう。これでは日本も世界も一方的に損をするだけで、何の意味もない。

‖ 核武装は全く現実的ではないが・・

かと言って、日本が現時点で保有している、部分的とはいえ核武装に資する部分的なポテンシャルの一切を放棄するのかと言えば、私はそれはそうでもないとも考えています。

その2につづく

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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