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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

もんじゅの廃炉とプルトニウム・バランスと民進党の原発ゼロ政策について少し考えてみる 

少し前に似たようなタイトルの記事を投稿しましたが、今回はそれの続きになります。

高速増殖炉もんじゅについては、マスコミ各社が先行して「廃炉」を報じ、それに対応する形で政府及び自民党議員からも否定的な見解が述べられています。現在は廃炉を含めた抜本的な見直しの議論が行われており、結論は年末を予定しているとはいえ、わざわざ「廃炉」を選択肢のひとつとしているあたり、実質的には既に結論は出ていると考えて差支えないと思われます。

その上で、政府としては核燃料サイクル政策、プルトニウム・バランスをどのように考えているのかと言えば、海外預かり分・国内のプルトニウムの所有権移転、あるいは廃棄処分として、幾分身軽にした上での仕切り直し。すなわち、国内外に存在する48トンのプルトニウムのリバランスと、同時に国内における核燃料サイクル政策の再構築を進めようとしているのではないかと推測します。

‖ 民進党とプルトニウムの問題

原発をやめる上でも避けては通れない議論がプルトニウムの問題ではありますが、これにかんして「2030年代原発ゼロ」を掲げている民進党は全く存在感がありません。

民進党は民主党(政権)時代に、2030年代に原発ゼロを目指す「革新的エネルギー・環境戦略(2012)」を策定しましたが、これは原発ゼロと核燃料サイクルを両立するという、極めて不誠実かつ意味不明な戦略で、私は戦略が策定された当時から、民主党は原発をゼロにすると宣言しつつもプルトニウムの問題をどう考えているのかと疑問に思っていたのですが、その答えは民進党になってからも無いというのが実情です。

今回のもんじゅの件では、細野豪志議員が「民主党時代にも廃炉を検討していた」と発言しているようですが、話の内容としては、どちらかといえば核燃料サイクルは継続するべきというご主張なのでしょうか。

政治から読み解く【経済と日本株】民進・細野氏 :民主党政権でも、もんじゅの廃炉は検討された
2016/9/22 http://archive.is/KwDpJ #fisco

民進・細野氏は「民主党政権でも、もんじゅの廃炉は検討された。しかし、東日本大震災と消費税対応に終われていた民主党政権にはその余力はなかった。」とツイート(09/21)

細野氏は「高速増殖炉を断念するとなると、核燃料サイクルをどう考えるか。核燃料サイクルを撤回するとしたら、青森県六ヶ所村にある使用済み燃料を持ち出さなければならない約束になっている。現実的な解をどのように出すか、全体をパッケージで考えなければならない。」と指摘している。



民進党は党名が変わる少し前にも、当時の岡田克也代表が早く再処理を進めるべきと発言していたこともあり、民進党としてはこれまでどおり、原発ゼロと核燃料サイクルの推進という奇妙な政策を掲げ続けるつもりなのでしょうか?

原発・核燃料サイクルの問題は一朝一夕に解決できる話ではなく、特にこれらの問題に直接・間接的に関わり、かつ多岐にわたるステークホルダーの存在は無視できず、そういう意味で政治的なハードルが高いことは認めざるを得ません。

しかし、民進党も党の公約として2030年代原発ゼロであるとか、党の綱領にも原発に依存しない社会を目指すなどと規定しているわけですから、当然、プルトニウム問題にかんしても原発ゼロ社会の実現に資する、何らかの前向きな提言をされるべきではないかと思います。

最低限、海外預かり分のプルトニウムの所有権移転、あるいはプルトニウムに不純物を混ぜてガラス固化、廃棄処分とする研究を進める。仮に再処理を当面継続するとしても、これまでのような楽観的な需要予測に基づいた供給過多の状況を作らない。

このくらいは政府に主張していくべきでしょうし、それすら出来ない・する意志が無いのであれば、やはり民進党は原発ゼロ政策を放棄された方が良いのではないかと思います。

民進党は原発ゼロ政策を掲げているという意味においては、私としては評価できる部分もありますが、それに対する肝心のやる気が今一つ伝わってこないのが残念です。ハッキリ言って、原発ゼロで再エネと省エネルギーなんて誰でも言えますw

もちろん、民進党内でも例えば逢坂誠二先生のように頑張っていらっしゃる方も少なくないわけですが、個別の議員の活動はともかくとして、党全体としては今一つ原発に対する方向性が見えてこないというのがあります。

まさか、面倒な手続きはすべて自民党にお任せして、自分たちは文句を言うだけに徹するとか、そんなズルいことは考えて無いとは思いますが・・?

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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