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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

反原発・ニセモノ狩りの記録5 -全てはアメリカが悪い- その4 

'15/07/31 ND訪米報告会「日米エネルギープロジェクト訪米調査報告」
2015/7/31(2015/10/05公開) http://archive.is/aMDN0

一部抜粋

3年前、日本が「2030年代原発ゼロ」を打ち出した際、米国が圧力をかけ閣議決定が見送られたと報じられました。ND「日米原子力エネルギープロジェクト」では、日本の原子力エネルギー問題を日米関係から紐解き、米国が日本の原子力政策に与える影響について研究しています。





今回の動画は昨年の話ということになるわけですが、私がこの動画の存在を知ったのはつい3日ほど前の事でした。全く別の話題で検索してたついでに、たまたまといった感じです。

‖ 動画のちょっとした感想と再確認

実際に動画を視聴してみますと、確かに、なかなか興味深く・・というところもありましたが、それよりも私としては「やっぱりそうだよね」といった再確認のような感じでした。

アメリカにとっての原発とは、電力市場における一商品という認識。シェールガスの台頭で今後の見通しは決して良いとは言えない。業界としては斜陽産業化の傾向。

アメリカは日本に対して脱原発をするなとは言ってないし、もちろん再処理をやれとも言っていない。そもそもアメリカとしては日本に再処理をやってほしくない。

話の中身としてはまあそんなところで、今まで一度もアメリカに行ったことが無い私でも、このような話は以前から承知していましたし、実際にブログでもしつこく書いてきたことでもあります。

‖ 「圧力」の発信源は誰か?

動画を眺めていると、報告者の1人である猿田佐世(さるた・さよ)さんが、なかなか面白い説を唱えられています。動画の48分過ぎあたりになりますが、「ワシントン拡声器」という話です。

nd_en_20151005.jpg

ワシントン拡声器とは何かというと、国内における「アメリカの懸念、圧力」といった話が、実は日本の財界や官僚などが知日派のロビー団体・シンクタンク等を通じ・・という感じで、図のように最終的に話を大きく膨らませて日本のメディアが報じるというものです。つまり、圧力の発信源はアメリカではなくて、実は日本だったりするということです。

しかしこういう話も、私が以前に紹介した話と基本的には変わらないように思います。「アメリカの圧力で日本は原発を推進しなければならない」、「アーミテージ・ナイレポート」などという話も、実は日本の原子力ムラがお金を出して書かせた話に過ぎない。大ざっぱに言えばそんな感じです。こういうのを私は外交の寝技とか、虎の威を借る狐などと評したわけです。

国内的には前に進みにくい案件でも、ある意味でルートを迂回させることにより、「アメリカ・国際社会の懸念」といった話に粉飾することで受け入れられやすくなるということはあるでしょうし、おそらく日本はそういうやり方を得意にしている。

世間一般には、「アメリカ(国際社会)が言ってるんだから仕方ない」みたいな空気というのは確かにあるのでしょう。しかし、その空気を演出してるのは実は日本そのものだったりする。平たく言えばヤラセですね。もちろん、全てにおいてそうだという話ではありませんが。

‖ 対米従属史観で原発問題を考えることの危険性

原発や外交問題も含めて、国内では特に日米関係において、日本を「弱腰」とか「アメポチ(言いなり)」などと理解されている方が多い印象ですが、日本外交の神髄は従順な羊ではなく、狡猾な狐であるというのが当ブログの見解であり、原発問題もその視点から考えるべきであると主張してきました。

結論としましては、原発問題をステレオタイプ的な日米関係で論じ、諸悪の根源はアメリカであるかのように煽り立てるような方(原発反対=反米主義)というのは、私は全く評価しないということです。例えば参議院議員の山本太郎氏あたりはその典型例と言えるでしょう。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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