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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

政権交代で原発はゼロになるのか? その2 

前回の最後に登場した、与謝野馨・海江田万里・仙谷由人氏。原発事故を経て、原発への不信を募らせる国民に対し、あえて対決姿勢を見せた懐かしい面々・・。

とは言うものの、あまり民主党時代の悪かったところをあげつらってもきりがないということもあります。

‖ 民主党時代の遺産が効果を発揮している

民主党政権時の原子力政策で逆に良かったところを挙げるとすれば、やはり原子力規制委員会(設置法)ですね。こちらも原発反対派からはあまり評判の良い組織ではないのですが、曲がりなりにも規制委員会が規制組織として機能しているからこそ、原発の再稼働が簡単には進みにくくなったことは事実です。

どこかの新聞記事のインタビューで菅直人氏が、「トントントンと元に戻るかと言えば戻りません」と仰っていましたが、確かにそれはそのとおりです。原発はデモや民意と言ったパフォーマンスや感情論の類ではなくて、法的に作られた制度によって動かしにくい状況になっているというのが正しい現状認識と言えるでしょう。

‖ 民主党の原発ゼロ政策とその矛盾

せっかく良かったところ挙げた後でまた悪かったところをあげつらうことになって恐縮なのですが、民主党と言えば、やはり野田政権の時に掲げられた「2030年代原発ゼロ政策」です。こちらは一応原発ゼロ政策なので一見良い感じに見えますが、当ブログでは、特に以前から批判の対象としてきました。

民主党の原発ゼロ政策の欠陥は、端的に言えば「原発ゼロと核燃料サイクルの推進」という矛盾なのですが、こちらは過去に何度も書いてきたことなので同じことを蒸し返すのもさすがに面倒になってきました。もしこちらの矛盾に関する理由・説明に興味をもたれた方は、ぜひ下記の過去記事をご覧いただければと思います。

反原発・ニセモノ狩りの記録7 -日米原子力協定- その3
2015/10/23 http://bit.ly/2dUjyBE

民主党の2030年代原発ゼロ戦略、どこが間違いだったのか?
2015/12/2 http://bit.ly/2dUfDox

もんじゅの廃炉とプルトニウム・バランスと民進党の原発ゼロ政策について少し考えてみる
2016/10/1 http://bit.ly/2dydpzT

原発ゼロと核燃料サイクルの推進と言う矛盾。この問題を考える上で最近個人的に面白いなと思った記事がありました。

稲田防衛相 矛盾突かれ答弁で涙…専門家「ボロが出た」
2016/10/14 http://archive.is/XM42y #毎日新聞

一部抜粋

野党は稲田氏に対し、9月30日の衆院予算委員会での辻元清美氏(民進党)による質問を皮切りに、日米安保や日本の核武装、尖閣諸島問題などを巡る過去の言葉を引用し、防衛相としての見解を繰り返しただしてきた。そのたびに稲田氏は政府の公式見解を述べ、過去の発言の修正に追われる印象を与えてきた。



過去に核武装を国策として検討するべきなどと仰っていた稲田防衛相ですが、いわゆる過去の発言をめぐって、最近民主党がいろいろ批判しているようです。別の記事では、以前に横畠内閣法制局長官とバトルを展開した白真勲議員も参戦してる様子。

たしかに、稲田氏の核にまつわる発言は物騒なものであると言えるでしょうが、一方で民主党の原発ゼロ政策もまた、国際社会から見れば稲田氏に負けず劣らず危険に映るのです。原発をやめるのに利用目的の無いプルトニウムは溜め続ける。ハッキリ言って、これではあまり他人のことをとやかく言えたものではないのですね。

蓮舫氏、福島第1原発を視察 「脱原発」へ道筋示す考え
2016年10月20日 http://archive.is/vDJqu #西日本新聞

一部抜粋

民進党の蓮舫代表は20日、代表就任後初めて福島県を訪問し、東京電力福島第1原発の廃炉作業の現状や、同県いわき市の仮設住宅を視察した。この後、原発政策に関し「脱原発依存」に向け、道筋を明確にしていく考えを記者団に示した。
 蓮舫氏は「再稼働ありきでは国民の理解は得られない。原発に頼らず、新エネルギーで産業や雇用を生む具体的なロードマップを示したい」と述べた。




原発30年代ゼロ「早期の工程表作成へ議論」―民進・安住淳氏
2016年10月20日 http://archive.is/drvTC #財経新聞

一部抜粋

 安住代表代行は「経済成長にもプラスになるということを示す視点からも、30年代ゼロの工程表をどう描けるかなので、玄葉光一郎エネルギー環境調査会長、細野豪志代表代行の下で早期に議論を進めて頂こうと思う」と早い時期に工程表を示せるよう取り組んでいく考えを示した。



今後民進党が議論を重ねた上で有権者に提示されるという脱原発の工程表に、ちゃんと核燃料サイクル(プルトニウム)に関する対応策が記載されているのか?この辺りが民進党の「シン・原発ゼロ政策」の評価の分かれ目になることは間違いありません。

- おわり -

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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