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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

【動画】 “原油100ドル”時代の衝撃 +感想を少々 

“原油100ドル”時代の衝撃
2007/11/13 http://archive.is/R9xoD #nhk

一部抜粋

1バレル90ドルを超えるかつてない原油高。そして右肩上がりの上昇を続けている穀物価格。その背景には、中国やインドの市場拡大などで需給バランスが大きく変化したことに加え、世界的な金余りの中で、投機先を求めて動く巨大な「マネー」の存在がある。今回の原材料高騰は一時のトレンドではなく、いわば長期的傾向となりつつあるのだ。





‖ 100ドル時代は長くは続かなかった

石油100ドル時代。今の視点(2016年初頭は1バレル20ドル台、現在48ドル)で見ると何を言ってるんだwという話になりますが、当時(2007年)はそんな話題で大騒ぎになっていました。

この頃は動画にもあるとおり100ドル間近ということになっていましたが、たしかその翌年あたりに、147ドルまで上昇したとか、そんな記憶があります。そういう意味で、たしかに石油100ドル時代(100ドルがベースとなる)というのは当時としてはリアリティーのある論説だったと思います。

‖ 石油の値上がり=枯渇ではない

石油の値上がりと聞くと、一般的にはいよいよ石油が枯渇し始めたのかと考えがちになるかもしれません。しかし、これは誤解してはいけないのですが、今まで石油が枯渇の兆候を示したことはありませんし、需要が供給を上回った(=ピークオイル)事実もありません。石油は依然として世界の人口増、あるいは経済成長に耐え得る分の豊富な資源量・供給量を維持しています。

当時の異常な値上がりというのは、そのような実態・実需とは別のカネ余り現象、年金ファンドの参入といった金融面での要素が大きかったのです。それらに合わせて、先ほどのピークオイルや、あるいは原子力ルネサンスのような論説がさかんに喧伝され、世界全体で石油への先行きが過度に悲観的になったというのが実情と言えるでしょう。

‖ 石油価格の高騰と高コストの鉱床・代替資源開発のインセンティブ

ところで、石油の価格が値上がりするとどうなるかと言えば、これは例えば石油業界で言えば、従来の石油より高い石油を採掘するインセンティブとして作用します。今までコスト高で敬遠していた鉱床の再調査であるとか、より身近な実例としては、従来は採算の乗りにくい非在来型資源とされていたシェールオイルなどが当てはまります。

石油の採掘コストはサウジアラビアで1バレル2~4ドル、ロシアがそれより若干高い程度で、アメリカのシェールオイルの場合は好条件で30ドル以下、平均60ドル程度とされており、当然1バレル20ドル程度の時代では商売にならなかった資源も、高油価によって状況が変わってきます。

石油価格が上昇すればシェールオイルが活気付き、値下がりすれば逆になる。しかし、シェールオイルの技術は日進月歩で進化し続けており、コストダウンのペースも早い。

‖ 石油価格上昇とシェールの天井

石油価格はもう100ドルになることは無いというような話もありますが、何事も絶対はないとはいえ、今後は市場において、シェールオイルが石油価格高騰への重し(価格調整役)として作用することは確かであると思います。テロや戦争などで一時的に値上がりすることはあっても、揺り戻しも早くなるんじゃないでしょうか。

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カテゴリ: 冷やしたぬき名作劇場

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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