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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

日本政府がアメリカ・トランプ次期大統領に今後どのように対応するか少し考えてみる 

トランプ氏の外交・安全保障政策に国際社会注目
2016/11/9 http://archive.is/eUIZI #nhk

一部抜粋

アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏は、アメリカの利益を最優先とするアメリカ第一主義を掲げ、国際紛争などでのアメリカの負担を小さくする考えを示す一方で、中国には強い姿勢で臨むべきだとするなど不透明な部分が多く、今後、外交・安全保障でどのような政策を打ち出すのか、国際社会は重大な関心を持って見守っています。



米大統領にトランプ氏 世界の漂流を懸念する(毎日新聞 社説)
2016/11/10 http://archive.is/WgCQ7 #毎日新聞

一部抜粋

米国の民意は尊重したいが、超大国の変容は大きな影響を及ぼす。メキシコ国境に不法移民流入などを防ぐ壁を造る。イスラム教徒の入国を規制する。国民皆保険をめざすオバマケア(医療保険制度改革)は即時撤廃し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)にも地球温暖化対策の「パリ協定」にも断固反対--。こうしたトランプ氏の方針は国内外の将来を一気に不透明にした。
 日米関係も例外ではない。同氏は米軍駐留経費の全額負担を日本に求め、それが不可能なら核武装も含めて米軍抜きの自衛措置を取るよう訴えてきた。米国が主導する軍事組織・北大西洋条約機構(NATO)にも軍事費の負担増を要求し、「嫌なら自衛してもらうしかない」というのが基本的なスタンスだ。



当ブログでトランプ氏の話題を取り上げたのは、今から半年ほど前、例の「日韓核武装容認論」が最初でした。当時は私としても一連のトランプ氏の発言に困惑してはいたものの、さすがに当選はないだろうとも思っていました。メディアの見立てとしては僅差にはなるとしてもヒラリー氏が有利という話だったので、そうなるのだろうと思ってたのですが、結果としては僅差ではあっても逆だったのですね。

当時私が懸念していたのは、仮にトランプ氏が大統領選で勝利したと仮定すると、おそらく日本では、にわかに安全保障に関する極端な議論が盛んになるのでは?ということもありました。

‖ 不毛な二極対立

日本では以前から「武装中立(完全自主防衛・核武装)か非武装中立か」といった、ある種の二極対立のような議論があって、不定期にブームになることがあります。今回であれば、「アメリカが、トランプ氏があのように言ってるのだから、ただちに日本も核武装に着手しよう」、あるいは、「自衛隊はそもそも憲法違反なのだからただちに放棄するべきだ、人と人はわかりあえるのだから世界のみんなと手をつなごう!」というような話です。私も懸念はしていましたが、すでに一部ではそのような話が出てきているようですね。

とはいうものの、現状、日本が抱える内的・外的な要因、あるいは立ち位置を考えると、実際に核武装非武装中立かといった、そんな極端な政策は取りようがないのですね。例えば自主防衛の場合は、憲法や各種国内法、条約等との兼ね合いもありますし、現状の5兆円規模+α、すなわち予算や人材面などでの問題もあります。人と人はわかりあえるから手をつなごう・・というのは、現実を見るまでもなく、到底取り得る政策とも思えませんので論外です。

この辺の話は以前の「基礎体力」に関する記事と関連しますが、エネルギーの安全保障を考える上でも国家安全保障(national security)は決して無視・軽視することはできないとしても、こちらに関して極端な肯定や否定もまた現実的ではないということでした。

‖ アメリカ第一主義の矛盾についてお茶でも飲みながら・・

大統領選におけるトランプ氏の主張は「アメリカ第一主義」をベースとしながらも、政策を1つ1つ見ていくと、それがアメリカの利益をかえって損ねてしまうという矛盾を多く抱えています。

今時は何事も内向きでは得られる物も少ない(というよりマイナス)わけで、それでどうやって利益を増やせるのかと疑問に思う点は多々あります。例えばトランプ氏が本当に核保有国が増えることを容認したり、アジア・太平洋地域における政治的な安定・パワーバランスの維持に努めることを放棄するような行動に出るとすれば、それは今までアメリカが主導して維持してきた国際秩序、すなわちアメリカにとっての死活的な利益を放棄することにもつながります。

トランプ氏の「アメリカ第一主義」に興味があるので、今度一緒にお茶でも飲みながらゆっくりお話を聞いてみたい。そしてどのようにすればアメリカの利益につながるか一緒に考えてみたい。日本としてはまずはそのようなアプローチを試みるということなのだろうと思います。

‖ 日本核武装論の杞憂

トランプ氏の日韓核武装容認論といえば、私は過去に、あり得ない話としながらも、もしトランプ氏が日本の核武装を正式に容認したら日本はどのような対応をとるのかという趣旨の記事を書きました。

米軍駐留費、全額負担を拒否=安倍首相「米国の権益」強調
2016/11/14 http://archive.is/xi5Xw #時事通信

一部抜粋

トランプ氏が日本の核保有を容認する考えに言及したことに関し、首相は「わが国の原子力利用は平和目的に厳しく限定されている。核兵器を保有することはあり得ない」と語った。いずれも公明党の浜田昌良氏への答弁。



こちらに関しては、安倍総理の現状認識は妥当であると思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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