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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

高速増殖炉もんじゅの廃炉 - 関連する記事を読んで思ったことをあれこれと - その3 

このような感じで、福井新聞の記事の一節から過去に読んだ書籍の内容を思い出して、やはり原発はなるべく早く無くす方向に進むべきだろうという考えを再確認したところです。

しかし、私は同時に、それはほとんど無理ではないかとも考えています。

当ブログの今までの記事の論調から、もしかしたらお気づきの方もいらっしゃるかとは思います。たしかに私は原発に反対ではありますが、実際問題として原発が無くなるとはこれっぽっちも考えていないのです。

今後はさすがに2000年代の「原子力ルネサンス」の頃に喧伝されていた、電力の50~60%を原発で(原発100基体制)というようなことにはならないとしても、事故前の54基をベース(事故後に廃炉措置となった原発分はマイナスに)に、現状維持から若干シェアを下げる程度に落ち着くのだろうなと見ています。もちろん、私はそれでは大いに不満なのですがw

この辺の問題はいわゆる「原子力ムラ」などに代表される体制側、ステークホルダーの政治的・経済的な影響力、あるいは一度決められた政策は容易なことでは覆されない惰性力にあるとか、そういう意味ではありません。

私が問題視しているのは推進派の方ではなくて、反対派の方です。

‖ 原発反対派の悪癖

原発事故を経て、たしかに世論は原発に批判的な論調になったと言えます。しかし、同時に世論が原発のない社会に向けてそこからさらに一歩前には出られず、二の足を踏んでいる状況です。

その理由は、反対派の中で特に社会的に影響力のある方々が、次から次へと原発問題とは関係のない余計な話を盛ってくる「悪癖」が問題であると私は見ています。つまり、反対派の「悪癖」が、結果的には推進派をアシスト(オウンゴール)してしまっている。このような話は、例えば「ニセモノ狩りシリーズ」などを通じて今まで色々述べてきたことではありますが。

原発の話をしているはずなのに、なぜか「原発と憲法九条」であるとか、極端な平和主義(非武装中立)、反米主義、反グローバリゼーション(反資本主義)、アメリカ・ユダヤ陰謀論。原発はTPP、戦争、沖縄問題など全てにつながっている・・。必ずと言っていいほどそういう話をセットメニューに盛ってくる。原発反対のクラスタ(=グループ、派閥)ではありがちな話です。

私は「そんな話はどこかよそでやればいいのに・・」と、著名な原発反対の有識者の主張に触れるたびに不満を感じることが多いのです。何と言いますか、原発問題は入り口に過ぎず、本音としては彼らの政治思想(イデオロギー)を広めたい。もしかしたらそんな思惑があるのではないかと疑ってみたくもなります。もちろん、原発・エネルギー問題に的を絞って適切な解説をしていただけるまともな方もいらっしゃることは確かですが、本来はそれが当たり前じゃなければおかしいと思うんですけどねw

‖ 原発反対論と「左翼がかった」人たち

あまりこういうことは言いたくはないのですが、原発に反対されている著名な方々を見回してみると、たしかに左翼がかったタイプが多い。というよりも、原発反対論はある意味で左翼がかった方々によって専有されている(専売特許)印象も否定出来ないと思います。そういう意味では私は原発反対の傍流であり、本家の方々から見れば原発を反対する資格を有していないことになるのでしょうね。

ただし、これは誤解してもらっては困るのですが、私は別に「反原発(脱原発)が左翼思想である」という意味で述べているのではありません。原発に反対すること自体は何も特殊な思想では無いのです。しかし、不幸なことに、原発問題が左翼がかった方々の守備範囲・テリトリーの1つとしてガッチリと組み込まれてしまっている。そのようなイメージですね。

‖ 原発反対=左翼という俗説

なお、一般論としては「反原発(脱原発)は左翼、社民党・共産党である」というような分類が通用している印象がありますが、これは全くの事実誤認であり、歴史的な事実関係に反する俗論です。よくある「一貫して原発に反対してきた○○党」みたいなセールストークの類は、基本的には虚偽であり、歴史のねつ造と言えるでしょう。

今回の話の続きはタイトルを変えまして、次回に予定している連載「反原発・ニセモノ狩りの記録10 - 小泉純一郎 - (仮題)」 編において、もうすこし詳しく述べていきたいと考えています。

- おわり -

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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