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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

【動画】 小泉純一郎が激白!90分ノーカット版 +感想(というよりコラム)を少々 

今回の動画は前回に紹介したものと全く同じ(ただし、3/14までの限定公開でした)です。数日前にYOUTUBEでアップされていたのを発見して、これはちょうど良いなと思ったわけです。

小泉純一郎が激白!90分ノーカット版
2017/3/11 #abematv

小泉純一郎元総理をアベプラが独占インタビュー!
涙ながらに語る“トモダチ作戦”と“原発ゼロ”への想いとは・・。






今回は動画の紹介に加えて、気が向いたので感想というかコラムを書いてみました。

内容としては、以前の「反原発・ニセモノ狩りの記録10 - 小泉純一郎元総理 - 」の補足的な位置づけです。特に、その34、あるいは6あたりの記事との関連性が高い感じです。

‖ 小泉氏の近況は

動画でも触れられていますが、最近の小泉氏の活動として、特に熱心に取り組んでいるのが、2011年の東日本大震災・福島原発事故の際のアメリカ軍による災害救助・復興支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に従事して、後に原発事故による健康被害を訴えた兵士への支援事業が挙げられます。

ちなみに、こちらの事業は、原発事故後にいち早く脱原発を訴えて話題になった城南信用金庫(東京都)が窓口になっているようです。

城南信用金庫 「トモダチ作戦被害者支援基金」のご案内
http://archive.is/AhXOe

‖ 小泉氏の活動を快く思わない人たちとその理由

東日本の震災、そして原発事故という特異な状況下にも関わらず、日本のために尽くしてくれたアメリカ政府及び兵士への謝意。私の印象では小泉氏の真意は被曝の問題よりもこのあたりにあるようなのですが、それにもかかわらず、原発反対派の中には今回の小泉氏の活動を酷評する方も少なくないようです。

その理由としては、

  • 小泉は米軍の被曝だけ気を使い、日本人は二の次だ!
  • 小泉は米軍のために涙を流すが、福島の子どもたちを見捨てている!
  • 対米従属、アメリカ言いなりの小泉らしい活動だ、騙されるな!

といったところでしょうか。

人の捉え方はいろいろあるので難しいところもありますが、一つ言えることは、小泉氏がアメリカ軍兵士の被曝だけに関心があって、日本人を無視しているのだという主張に関しては、これは明らかな事実誤認です。

3・11甲状腺がん子ども基金 15都県25歳以下に療養費
2016年11月28日 http://archive.is/IzPR0 #東京新聞

東京電力福島第一原発事故に絡み、甲状腺がんの子どもを支援する「3・11甲状腺がん子ども基金」は二十八日、都内で記者会見し、事故以降に甲状腺がんやその疑いがあると診断され、福島県など一都十四県に住む二十五歳以下の患者らに療養費十万円を給付すると発表した。

・・

基金の呼び掛け人には、小泉純一郎元首相や細川護熙元首相、賛同人には女優の吉永小百合さんら著名人が名を連ねている。九月以降、一般からの寄付を呼び掛けており、これまでに二千万円が集まった。



こちらの記事にあるように、小泉氏は原発事故後に問題となっている、甲状腺がん患者のための基金の呼びかけ人として名を連ねており、別にアメリカ軍兵士だけ特別扱いしているわけでもないのです。

トモダチ作戦への謝意に、甲状腺がんで苦しんでいる人々への理解。小泉氏はご自身に出来る範囲内で被曝に悩まれている人たちに向き合っています。

ここで一つ断っておきますが、放射線被曝と人体への影響は、とりわけ低線量(100msv未満)の領域に関してはなかなかハッキリとした因果関係が特定しにくいという問題があります。したがって、トモダチ作戦後のアメリカ軍兵士の健康問題や、国内の甲状腺がん患者の増加が福島原発事故に起因するものなのかという話については、私としては明確な知見を持ち合わせていないというのが正直なところです。

事実関係を無視してまで「小泉はニセモノだ!」という話を広めたがる人たちというのは、これはおそらく、以前話題にした「原発反対の左翼がかった人たち」ということになるのでしょう。原発問題に加えて様々な政治思想・イデオロギーを広めるには、小泉氏のような存在は都合が悪く、一日も早く居なくなってほしいという願望があるからなのでしょう。

‖ いまひとつ盛り上がりに欠く原発問題とその原因

福島原発事故を機に、確かに国民の原発に対する不信は高まり、全体の総意としては「脱原発」という意識であるとは思います。

しかし、関心があってもその割には盛り上がりに欠け、それ以上というのがなかなか無いというのも実情でしょう。例えば即時・段階的を問わず、「原発ゼロ」を掲げる政党が大躍進するとか、そういうことにはなっていないわけですから。

ということは、世論は原発に反対でありながら、いざ選挙になると原発は必要であると主張する政党に票を投じているとも言えるのでしょう。

原発に反対であれば、同時に極端な反米、底抜けな平和主義・半農・反経済でなければならない・・。これも以前に述べた話ではあります。

語弊を恐れずに言えば、原発に反対している知識人・活動家の多くが、このような左翼的な言説・思考に凝り固まり、原発問題をある種の左翼運動のカテゴリーの1つとしてしまっている。どうもこの辺りの構造的な欠陥が影響していると私は考えています。

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カテゴリ: 冷やしたぬき名作劇場

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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