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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

「原発反対に右も左もない」とはどういうことなのかについて考えてみる その1 

‖ 原発反対に右も左もない、という論説には一定の合理性がある

2011年の福島原発事故が発生した直後のことですが、「原発の是非(反対)に右も左もない」というような論説が流行りだしました。

このような論説は、保守・左派系の論壇や、テレビやインターネット上の議論など、様々な界隈で話題になっていたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。

原発推進が保守で反対が左派という構図は、たしかに一般論としては通用すると言える(ただし、歴史的な事実を踏まえて考えれば誤り)でしょう。

しかし、本来原発に反対することは、特に政治思想上の問題ではない(当然ですがw)ので、なにも左の人が原発に反対だからといって、その対抗意識として右だから賛成と言った、そのような稚拙な行動基準をとる必要はないのでしょう。左の人が赤信号で止まったら、右の人は対抗して渡るんでしょうか?

もちろん、このような話は逆もまた然りということは言うまでもありませんが。

そのような意味で、右も左も反対しようじゃないかというような話は、たしかに考え方としては間違いではないと思います。

‖ 右も左もないから左に軌道修正

しかし、3.11を契機とした原発反対論(運動)は、その方向性は徐々に「左」に寄っていくことになります。

この辺の話は今まで再三に渡って述べてきましたが、原発問題に絡めて、本来原発とは直接関係のない話を「盛ってくる」人たちの存在。全ては繋がっているとして、極端な反米・反戦思想から捨て猫の世話に至るまで、とにかく議論を大盛りにしたがる厄介な人たちですね。

あるいは元祖電脳アイドルで、原発事故をきっかけに反対派に転じた千葉麗子氏の「さよならパヨク」では、ご自身の体験談として原発反対運動が共産党に乗っ取られた(反対のビラと一緒に赤旗を配った)とか、靖国神社に参拝したら裏切り者扱いされるなどして、ついには自暴自棄になってしまうというような話もありました。

一昔前の共産党は、社会運動のヘゲモニー(主導権)を得られなければ、とにかく「割る」手法が得意であったというがありますが、今回の場合は主導的な立場になることに成功したということでしょうか。

たしかに3.11後の原発反対の議論は、特に共産党(次点として社民党)がリードするような形になっています。

著名な反原発の活動家や知識人にしても、共産、あるいは社民党の党員、支持者とまではいかないとしても、やはり左翼がかった人が多い印象なので、いわゆる左翼政党とは様々な分野で話が合うというのもあるのかもしれません。この辺りは、以前の小泉氏の話題で触れてきたところではありますが。

河合弘之先生も常々、原発は「左翼がかった人たち」だけで反対しても限界があるというようなことを仰っているという話も以前に述べたとおりではありますが、現状、「原発反対は左翼の専売特許じゃないか」と批判されても返す言葉がないといったところでしょう。

‖ 現実には右も左も少数派

最近の記事はなにかと「左翼がかった人たち」への批判が多かったので、もしかすると私のことを「右からの脱原発」などと認識されている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは全くの誤解です。

私は以前の記事で、右も左も社会の少数派なので両者が手を組んだところで微妙であるという記述の通り、原発問題に際して「右」と「左」が共闘するべきであるというような話には全く興味が無いのです。なぜなら少数派同士が共闘したところで少数派には変わりないわけですから。

この辺の話は注意する必要があると思うのですが、特にネットに過度に依存するようになると、とかくこの世の中は、全て「右と左」の二分論で分けられるのだという錯覚に陥りがちになります。

ツイッターやまとめブログなどで飛び交う「サヨク」、あるいは「ネトウヨ」といった具合に、とにかく自分にとって気に入らない相手をサヨク(ネトウヨ)とレッテルを貼ってぶった切る。

私もよく言われますよ。原発に反対だから右の側から「サヨク!」と罵られ、左の側からは「ネトウヨ!」といった具合にw

余談はさておき、こういう悪い癖がついてしまうと、日本社会はさながら「右翼と左翼」のみで構成されているというような認識に陥りがちになります。

本来はどちらも少数派であるにもかかわらずです。

その2に続く

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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