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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

「原発反対に右も左もない」とはどういうことなのかについて考えてみる その2 

‖ 多数派は右でも左でもない

右も左も少数派にすぎない。それでは他に一体何があるのかといえば、それはもちろん、「右でも左でもない人」ですwこのような立ち位置を中間とか中道などという言い方もできるでしょう。

そして、世論の圧倒的な多数派は中道です。

こんなことは当たり前の話なのですが、ネットで四六時中「サヨクw」、あるいは「ネトウヨ!」などと言い争っていると、世の中は全て右と左で分けられるのだと考えてしまいがちになります。

私も含めて、一般的に中道に属している人たち(属しているというほど意識はしないでしょうが)は、極端に「右」とか「左」にこだわる主張を嫌います。一応、両陣営の話くらいは聞いてくれる人もいるかもわかりませんが、基本的には「あなた、それは極論・理想論だよw」として相手にされないでしょう。

この辺の話は、以前の「冷やし狸庵的選挙の考え方」でも述べたことではありますが、いわゆる政治の基礎体力(詳細についてはぜひ過去記事をお読みください)ですね。

‖ 右も左も政治の基礎体力に何らかの問題を抱えている

エネルギー安全保障の観点から政治を考えると、戦争やテロの防止に努め、国際関係・相互依存を深めるべきである。エネルギー資源に乏しい日本の立場上、そのように努力する以外の選択肢は実質的には存在しないとも言えるでしょう。

このような政治運営を行うにしても、右か左、どちらかに偏った思想に基づくと、短期間で破綻する可能性が高い。とりわけ国家安全保障の領域においては顕著ではないかと思います。

世の中で保守とか右を自称する方は、だいたい自主防衛や核武装を志向される方が多い印象です。たとえば「とにかくアメリカは頼りない・信用できないから独自の強靭な軍隊と核武装が必要だ」というような。

しかし、文字通りの日本軍を創設するには予算や人員の問題もあります。仮想敵国に見合った規模を整えるとして、一体どれだけの人的・経済的等のコストが必要になるのか。一説には自主防衛のコストは20兆円/年とも言われていますが、こういうものは仮想敵次第で大きく変動するでしょうし、最終的に世界を敵に回すのであればこれでも全然足りないでしょう。

核武装にしても、予算や技術以上に政治的なハードルが極めて高く、そう簡単なことではありません。日本では一朝一夕で核武装が可能であるかのような言説も少なくありませんが、いわゆる「日本核武装論」の大半は妄想です。

そして日本の一方的な核開発は、アジア太平洋地域の極度の不安定化を招き、アメリカや国際社会との関係も悪化することが予想されます。極端な話、日本が北朝鮮になれば(同じことをすれば)核兵器を持てるとは言っても、現状の国際的な地位・信用を放棄してまで手に入れる理由はないでしょう。

それでは左翼、革新の人たちはどうかと言えば、これはいわゆる、絵に描いたような平和主義、非武装中立的な主張が多いですね。そもそも自衛隊は憲法違反で人殺しの訓練をしている、北朝鮮にリアルな脅威は存在しない・・。まあそんな感じです。

左派の人たちは、様々なテーマにおいて、よく「暴力ではなく話し合いで解決を!」等と主張しています。

これではまるで、日本の方針が暴力の行使を前提とした恫喝外交のような物言いですが、言うまでもなく、日本は何事も話し合いを心がけている平和主義国家です。実際に各国とは常に話し合ってます(意見の対立が生じても、少なくとも対話のドアは開けておく)し、そもそも恫喝するにもまともな軍隊が存在しない以上は無理です。

先ほどの自衛隊の話で言えば、どこかの政党の議員の方がとあるテレビ番組で、「われわれは自衛隊は憲法違反という認識だ」と発言して、そこで司会者の方が「じゃあ政権を取った後で有事が起きた場合は?」と問われると、「そのときは出動要請します」と返答していました。

「君たちは違憲の存在だが、有事の際は体を張ってくれw」というのは身勝手にすぎるでしょうし、それ以前に、違法性を認識した上で自衛隊を派遣するというのは、いつぞやの「立憲主義ってなんだ!?」というような話です。

このような感じで、国政というのは理念優先で右か左にかじを切りすぎると、一方的に国益を損なう可能性が高いです。

何事も体が資本であり、すなわち基礎体力、あるいはバランス感覚に優れていることが大切です。

‖ 世論は中道政党を好む

そして有権者もそのように考え、基本的には中間的な政策を掲げる政党を選択する傾向にあります。

実際問題として、例えば国政選挙であれば、やはり中道的な政党が多数派を占め、反面、「極端な」タカ派的、あるいは平和主義的な主張を掲げる政党は極めて少数派といった感じです。

何かと「自民党が強い」と言われるのも、この政党もまた、伝統的には中道的な政策を提示し、それを実行してきたというところも作用しているのでしょう。

こんなことを言うと、「自民党は極右政党じゃないか!」なんて机を叩いて怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、私の感覚では中道です。以前の「左から見ればみんな右翼」という意味であれば、たしかに自民党は極右政党と言えるのかもしれませんが、やはりこの辺は感覚の問題なのだと思います。

そういえば、反対に右翼の方で、「安倍内閣・自民党は左翼だ!」なんて意見をたまに見かけます。そりゃまあ、たしかに独自の軍隊や核武装を検討しないという意味では物足りない、だから左翼なんだとも言えるのでしょうか。

左翼からは極右、右翼からは左翼と言われている。ここは間を取って、やはり自民党は中道政党なんじゃないでしょうかw

その3につづく

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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