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冷やし狸庵

原発・エネルギー問題を静かに考えるブログ。

民進党は原発ゼロの目標時期にこだわらないほうが良い 

‖ 原発ゼロは2030年代か、それとも2030年か

「脱原発」巡り…蓮舫代表、連合と関係修復
2017/4/21 http://archive.is/zhFEl #ytv

一部抜粋

 民進党の蓮舫代表は21日朝、「脱原発」を巡る意見対立から関係修復が課題となっていた最大の支援組織「連合」の神津会長と会談した。

 会談の中で蓮舫代表が「今後も協力してやっていきましょう」と呼びかけたのに対し、連合の神津会長も7月の東京都議会議員選挙や次の衆議院選挙での支援を改めて約束したという。



民進党と党の最大の支持組織である連合。両者で原発ゼロの期限を前倒しするか否かでいろいろ揉めているという話が、私の知る限りでは今年の2月頃からありました。

「政権担当力に逆行」=神津連合会長、民進の脱原発前倒し批判
2017/2/21 http://archive.is/ezWDk #時事通信

一部抜粋

連合の神津里季生会長は21日、時事通信のインタビューに応じ、民進党の蓮舫代表が脱原発の目標時期を現行の「2030年代」から「30年」に前倒しを検討していることに対し、「政権担当能力がある政党と見てもらえることが望ましいが、逆行するものだ。本当に政権を取るつもりがあるのか」と厳しく批判した。



そして、やはり連合は原発反対派からの評判が悪く、「民進党は原発推進の連合を切るべき(関係を解消)である」というような主張も少なくないようです。

しかし、連合はガチガチの原発推進の組織なのかといえば、私の印象では必ずしもそうではないと思いますし、例えば下記のような記事も一応参考になるのではないかと思います。

「連合」は誰の味方なのか 神津里季生会長に聞く
2016/12/26 http://archive.is/3DhXC #時事通信

一部抜粋

原発については、福島の原発事故のあと、2012年9月に連合として考え方を一本にまとめました。
まず将来的、最終的には原子力エネルギーに依存しない社会を目指していく。エネルギー政策では、生活者の視点を第一とする。その考え方の下に、すべての産別が連合としてまとまり、原発への依存度を下げていく。



‖ 今は期限を切る段階ではない

原発反対派としては「2030年ではなく即時ゼロだ!」と騒ぎ立てるところだとは思いますが、私としては2030年であるとか即時であるとか、そのような話にはあまり興味が無いのです。

私も一応は原発に反対なのですが、やはり原発をやめるのであれば、それなりのロードマップ(工程表)のようなものが必要になってくると考えています。

原発というのは結局のところ、限りなく国内要因、端的に言えば惰性・しがらみで推進されているわけですから、これを即時ゼロにするのは相当困難です。おそらくそのことを世論も理解しているので、総意としては原発に反対でも、即時ゼロはどうにも評判が悪い。そうであれば、やはり次善の策を講じる以外にはないのでしょう。

原発の次善的なたたみ方として、どのような方法が望ましいのか。例えばドイツ型であれば一部の原発を先行的に廃炉にして、一定の原発は活用して段階的にフェードアウトしていく。これを日本に当てはめれば、東京電力と中部電力の原発だけを廃炉にして、他はやぶさかではないとか、いろいろ考え方はあるのでしょう。

そして民進党ですが、この政党は民主党政権時代から「2030年代原発ゼロ」を掲げてはいるものの、一体どのようにしてゼロにするのかという具体的な考え方がほとんど見えてこないというのがあります。もちろん全くないというわけではないのですが、せいぜい省エネや自然エネルギーを増やすとか、そんな程度のです。

民主党政権では、「原発の新増設は認めない」というような話がありましたが、例えば青森県の六ヶ所再処理工場や大間・東通(東電所有)原発、島根県の島根原発3号機。このあたりは既に建設が着手されたものであるとして新増設ではないとして容認したわけですが、民進党は2030年代、前倒しして30年にするとして、これらの施設をどのように片付けるのか。

あるいは核燃料サイクル。民主党・野田政権では、原発ゼロと核燃料サイクルの推進という、ある種の欠陥を抱えた「革新的エネルギー・環境戦略」を閣議決定したわけですが、先ほどの「惰性・しがらみ」の話で言えば、原発も核燃料サイクルもやめてしまうと青森県との約束に齟齬が生じてしまう。それでも2030年にこだわるのであれば、この辺の補償問題をどう考えているのか。

‖ うわべだけの期限を議論するより工程表を示すべき

このようなわけで、私としては2030年代や30年といったうわべだけの話には興味が無いですし、このようなものは結局は選挙向けの、中身のないスローガンみたいな話だと思います。先ほど私の疑問についても、民進党としてはおそらく「政権交代してから考えます」といったところでしょうし、仮にそうなったとしても破綻するのは目に見えています。

民進党は、民主党時代の「革新的エネルギー・環境戦略」を批判的に総括した上で、どのように原発ゼロ社会に近づけていくのか。閣議決定から5年近くも経つので、いい加減、もう少しまともな提案が欲しいところです。仮題を放置したままで、いまだに原発ゼロ=太陽光や省エネでは、有権者をバカにしているのと同じです。

問題の解決のためにスケジュールが多少遅れるというのであれば、それこそが現実に即した原発ゼロの工程表ということで、私としては逆に評価したいと思います。

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カテゴリ: 冷やしたぬき放談

テーマ: 政治・経済・社会問題なんでも  ジャンル: 政治・経済

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